ページ

2011年3月8日火曜日

医師初期(研修医)時代に読んだ本 ② 大学院のメリット

 医師になってから数年(4-5年)臨床で研修を積んだ後、大学院にいって研究をするというのが医師の進むべき道の一つと考えられていました。過去形で書くのは今もうそんな時代でなくなりつつ
あるからです。
 これは純粋に研究というエッセンスを勉強し、今後の臨床に活かすという目的もあるでしょうが、大学が関連病院を管理するという日本独自のシステム(医局)のため、それに所属しているお礼として奉公を兼ねて進学する(させられる?)目的もありました。今は医局システムが研修医制度の変更で力を失いつつあるため医局に所属する医師が少なくなって来ているから進学自体も重要性が小さくなってきているので大学院進学自体危うい状況であります。   
 しかしながら、一般的な医師から突出するにはこの大学院進学のキャリアは必要なものであると私は思います。これについては少しずつブログで書いていこうと思います。
 大学院進学は最終的には博士号取得という目的がありますが、それを考える意味で読んでよかった本を紹介します。
「博士号とる?とらない?徹底大検証!―あなたが選ぶバイオ研究人生」です。医師の大学院進学に関わらず理学系の大学生の進路の行方について細かく書かれてあり参考になります。また書き方が特徴的で親近感の湧くものになっています。

また、この本に書かれていた本が(次回の「破天荒を目指すための本 ① 医師以外のキャリア探し」に書いていますが)、”医師の道は、医療だけでない”ことに気付かせる本であったので読んで良かったと思います。




0 件のコメント:

コメントを投稿