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2013年11月15日金曜日

西アジア・中東のレジデント医師からの問い合わせ

 ここ2-3年にPublishされた論文が何回か引用される通知をもらい、論文作成の達成感を感じます。しかもそれらは自分でデザインした論文なのでさらに嬉しさ増します。しかし今日引用の通知でなくて論文を作成中の医師からの問い合わせでした。
 西アジア・中東のある病院のレジデントであると名乗る医師で今、あるSystematic Reviewを作成中であるが、私の書いた論文の中の手術時間、出血量の平均値、範囲は書かれてあるけど、標準偏差が書いてないのでそれを教えてもらえないだろうか?といった内容でした。もうだいぶ前に論文なので生データを見つけるのに時間かかるかなぁと思ったら運よく、引出しに入っていたHDに入っていましたので送りました。完成したら送ってくれると約束してもらいましたが、このデータってPublishedされたデータでもないし、どんな感じに引用されるのか興味のあるところです。
 ついでにいうと、このメールをもらった前日にはヨーロッパの学生からもメールが来ました。MBAを取る予定の方で、卒業に向けて会社のなかのプロジェクトに参加するらしいです。整形外科のマーケットを改善するための方法を模索するのがテーマで、すこし聞きたいことがあると言われました。後日アンケート形式のものを作成して送ってくれるらしいがどうなることやら。
 ささやかな国際的活動を報告しました。上記また進展あれば報告させてもらいます。

2013年11月12日火曜日

台頭する東南アジアの医療・研究機関視察

少しいつもより長めのレポートっぽいものになります。
はじまり
このあいだ、新しい可能性を模索するため、ある機構が主催している医療・研究機関視察に参加しました。学生の頃にはそんなイメージ全くなかったのですが、立派な先進国の仲間入りをしている国です。こういった目まぐるしい発展を遂げる段階にある国々の病院見学の視察は後で調べると結構あることがわかりましたが、政府自体が未来を見据えた特定分野の研究を充実させる目的で作られた研究機関地区の見学ができたのは魅力的でした。
(どこの国にいったかは大方予想がつくとは思います)
 医療機関
公的病院はあるものの、完全に産業となっている医療機関も見学させてもらえました。ホテル並みのゴージャス感のある病院施設で、個人の医師が一区画ずつをテナントのように所有して開業するというスタイルです。また医師養成の教育機関も拝見しました。この国では、イギリススタイル(つまり日本と同じで大学課程で医学部にいける)とアメリカスタイル(医師養成が修士レベル、つまり学部卒の上に位置する)が混在しているようで、後者の見学でした。おおよその医師充足感はあるものの先に述べた今後発展するであろう分野、いわゆるバイオ産業の中で、研究もできる医師を育成しようとして、4年間コースの中に1年研究期間が設定されていました。1年目基礎、2年目臨床、3年目研究、4年目臨床といった感じです。教育方法も特徴的で必然的に質が高まる学習方法が採用されてとても魅力的に思いました。 
日本人医師の存在
外国滞在経験のある自分はよくわかりますが、やっぱり病気で困ったときは日本語の話せる医師、ないし日本人医師に診てもらいたいものです。この国では20人ほどという制限はあるものの診察のみだったら(General Practitioner扱い。手術不可)、比較的スムーズに医師として活動できるようです。またこれとは別に移植医療も積極的に行われているため、
そういった権威のある日本人医師は、この国でも日本でも活躍しているようでした。テンポラリーに活躍できるかの可能性も模索したかったのですが、ちょっと難しい感じですね。
いろいろ考えると崩壊寸前であってもみんなが受けるチャンスのある日本というのはいいのかもしれません。偶然にも上記GPで活躍している日本人医師の中に高校のときの同級生を発見したのですが、旅行の都合でその病院の見学はできなかったのがとても残念でした。
 その他

ツアーであったので、日本人の他の職種の方と話をする機会があったり、オプショナル的に隣国の開発地の見学もでき、いろいろな妄想が膨らみました。が、日本における現在の活動の充実性強化も大事だと思えてきました。

2013年10月23日水曜日

海外のWebinarに参加

 昨日海外のWebinarに参加しました。Wikipediaを見ても、その説明が英語版と日本語版で情報量が違うのと同じように、普及も海外と比べると日本の方が遅いというイメージがあったので投稿することにしました。
 Webinarとは、WebとSeminarを組み合わせた言葉のようで、ネット上で行われるWebセミナーのことを指します。

通常のセミナーの場合、主催者は会場の設営を行います。
申込者(受講者)は会場まで行って、セミナーに参加します。

主催者側は、会場や運営スタッフの確保、設営作業や後片付け、セミナー開催による効果測定などで、1回開くとかなりの費用がかかると予想されます。申込者側も会場まで行くために交通費がかかるとか、行くまでの時間という自由時間を消費してしまいます。

例えば、自分の所属している地区でないセミナーに行くのは躊躇すると思います。国内でもそのような状況なので、まして海外のセミナーに行くというのはよほど強い興味がないと行けないと思います。こういったことに対応するためのものがWebinarになります。また天候にも影響もうけないですし、自宅から見れるのであれば、出かける用意すら必要なくなります。あるサイトで人の移動が抑えられるので、CO2の削減、地球温暖化防止にも貢献できるありましたが...ここまではどうでしょうか。

 発表形式はさまざまだそうですが、私の参加したものはスライドショー+最後に質疑応答という感じで、途中までに質問されてきた方に対して、読み上げて応えるという感じでした。
 内容は当然整形外科の研究分野です。今まで別箇に進められていた研究分野の融合によって新しいイノベーションが生まれるというようでした。具体的には歩行解析のデータを利用して、有限要素解析を行う、またその有限要素解析は一つの代表的モデルでなく、患者の医療データから起こしたモデルを利用するという感じで、Patient-Specificが一つのキーワードであると思います。ただ一方で、ある解析には統計モデルといった、今までのデータを総当たりで解析する研究も盛んで、どちらの流れも今後大事になってくると思います。

 デメリットではありませんが、海外のWebinarの場合、時差もあり、スポーツ観戦みたく、日本時間では深夜になってしまう可能性はあります。

 

2013年10月15日火曜日

セミナー講師への立候補?

 セミナーの講師っていうと講師の先生がお願いされて、行うという話が一般的ですよね。そうでない話をします。
 先日あるセミナーの内容についての意見を求められる機会があり、ありきたりの発表というのでなく、こんな風にしたら準備は大変でしょうが、面白いと思いますし有意義であると思います、なんだったら私発表しますよ、という感じで返事をしました。その後その案に興味をもってもらい何回かやり取りして、いいアイディア提案できてよかったなぁと思って過ごしておりました。 が、本日もらったセミナーの暫定プログラムをみると案の定(?)発表者になっていました! ”なんだったら”のところまでOKだったのだと気づきました。チャンスもらったなぁと思い、俄然やる気出てきました。

2013年9月25日水曜日

Editorial Boardの話のつづき

 今年の6月3日の記事でOpenアクセスの整形外科オンラインジャーナルのEditorial Boardになるとかいう話書きましたが、その続きを書きます。
 予定ではとっくに出版開始になっている時期にはいっているのに、何の連絡もないし、ジャーナルの名前で検索してもなにもヒットしない、ということで”だまされたかなぁ”と思いました。連絡してきたメールに返信してもアドレスがなくなっていて、いよいよ変かと思いました。メールでのオファーだったので、個人情報だけ渡してなにも意味なかったかと思っていました。が、他の雑誌は存在していることがホームページで確認できるので、再度問い合わせしてみました。 遅くなったが雑誌登場が来月になったこと、名前が”アメリカ系”ではなくなったという連絡が返ってきました。ご時勢的にAmericanというキーワードを入れないほうがメリットがあるとふんだのか、違う言葉に置き換わっていました(このせいでメールアドレスが変わっていたことがわかりました)。
 Editorial Boardのリストというのも出版社のホームページ上で完成していて、聞いたことのある大学名の先生も多くクレジットされていたので、嘘ではないことが確信できました。日本の先生も数名いらっしゃり、さらに安心。あとは鳴かず飛ばずになりそうな自分の論文をチャージなし(期間限定の唯一のメリット)で掲載するだけです。

2013年9月10日火曜日

産学連携とか医療機器とか整備が整いつつあるらしいです。が。

 マニアックな話です(もともと破天荒な話のブログですが)。
先週、産学連携とか医療機器開発の最近の動向を知る機会がありました。 新しく薬事法が改正される話、つまり薬と医療機器が同じ扱いで薬事法に組み込まれたものが、切り離されるという話とか、今までの連携のまずさ等の話を聞きました。 今までは、「他分野だけど医療分野を取り込みたいという企業が奇抜なシーズの医療利用を考えたり、調査もしない医師のアイディアなのに組んでおけば後でうまみがあるかもと企業が考えることから事業に成功しなかったこと」が多かったけどニーズから始めること、それから計画書立案の段階で十分検討することが大事ですよ、という話でした。
 正論ではありますが、一医師がふと思ったことが全体のニーズになるかどうかはわからないし、その調査を第三者機関に委託するのがベターといわれても、特許庁の審査官ですら、新規性がないことを見抜けないことが多いという(という報告も別の会で聞きました)現状がら、単にコンサルトフィーだけもっていかれそうな気がして、やっぱり医師のこういった活動というのはまだまだスムーズでないなぁと思いました。 新規性を失うこと避けるために、まずは特許をといっても、新規性を唄えるかどうかがわからない、が、”仮”という感じで提出しても、修正は時間的にも、内容的にも
難しいという感じです。 論文みたいに再建時に大幅修正できるといいのになぁと思います。

2013年9月9日月曜日

英語論文や研究申請書のカバーレターのいい使い方は?

 先日、今すごく活躍しているしさらなる発展が期待される先生とお話しする機会がありました。その中で、公開したらいいかもしれない自分の持ちネタがありましたので、僭越ながら披露させていただきます。が、信憑性についてはわかりません。
 よく英語論文を投稿するときにCover Letterを提出することがあると思いますが、一般的な英語論文の書き方の本には載っていないけど、付けておくと印象いいかもというものです。通常は、提出した論文は今までどこにもPublishしていないこと、および投稿中でもないことなどを書くように
書かれていると思います。ここに、投稿するジャーナルの読者にとっていかに自分の論文が有意義なものかをアツく語る文章を盛り込みます。これをしておくことで、Editorへの印象が良くなる気がします。これは、研究助成などなにかしらアカデミック書類を提出するときにも付け加えます。先日論文Rejectの記事書きましたが、このときは、そういえばカバレターを提出するジャーナルでなかったので、駄目だった可能性もあるかなと思いました。
 ついでに言いますと、好ましいReviewerや好ましくないReviewerなども最後に付け足して書いておくこともあります。最初から聞かれる場合は意味ないと思いますが、聞かれなくても付けておくことが有利に働く可能性があると思います。
 さらに好ましいReviewerは海外学会発表でなんとか名刺交換できた方とか、とにかく知ってもらっていて悪く思われていない方(自分の理論に反対でない方)とかを盛り込みます。こうすると無下にRejectされる可能性が減らせるのではないかと思います。 取り急ぎご報告まで。

2013年9月4日水曜日

企業主催カンファレンスでCEOにご飯ごちそうになる。

 以前の記事(2年前の8月頃)である会社のKOL(Key Opinion Leader)である話はお伝えしましたが、特になにかしてもらったということもなく日々過ごしておりました。その会社のカンファレンスがあるっていうことだったので行ってきました。これはおよそ1,2年に一回なんらかの形であるようで、今回は「東アジアの」みたいな接頭語がついていたこともあり、韓国の企業、研究者も来て、日本語、英語、韓国語、3か国同時通訳っていう自分にとって初めての機会でした。プログラムをみると本社の社長も来るようでした。この方と会ったのは、4,5年ぶりになりますが、お昼休憩に話かけに行くと覚えてくれてました。ついでにお昼一緒にどうですか?といわれ日本人らしくなくついていきました。昼食でしたし、厳かなものではなかったけど覚えていてくれたことがかなり嬉しかったです。今後の会社のビジョンもきけたのはよかったです。自分のプロジェクトがなかなかうまく行かないこととして、外資系整形外科企業が以前よりパワーを失っているないし、新規開発投資に慎重という感じ、という残念な報告も聞きました。タイミングの波はくるのでしょうか?それまで灯を絶やさないようにしなくてはと少し思案中です。

2013年8月29日木曜日

新規コレボレーション開拓のための行ったことのない学会への参加

 整形外科医を本職としていたときは、例年国内学会2,3つ、海外学会1つ(2つのときも)のペースで発表・参加しておりました。

  しかし、今年度から新しく所属を変更したので、今までのところに行く機会を少し減らしながら、今まで行ったことのない関連分野の海外学会に参加することにしました。発表自体を理解してくれる参加者が減るというリスクは当然ありますが、これから行っていく教育、研究分野の充実を図るためには、いろいろ模索しないといけないと考えたからです。
   整形外科は骨、軟骨、筋肉、靭帯等を扱いますが、それらが発表のタイトルに含まれているからといって、アプローチが大分異なることに新鮮さを覚えました。 臨床サイドからの発表が少なかったこともあってか、プログラムの段階で気にしてもらい、声をかけてくださる先生もいらっしゃり大変嬉しかったです。すぐに共同研究するっていうことには当然なりませんでしたが、今いる立場の地盤を固めるために情報を頂けそうな方がたくさん見つかり有意義でした。

2013年8月21日水曜日

ひさびさ 英語論文 Rejectされました。

 ここのところ5,6年ほど論文がReviseにかからずRejectという経験しなかったので、本当に久々投稿論文がRejectを受けることになりました。最近は運が良すぎたのかもしれないと反省しつつ、よく読むと再提出してもいいよ、という猶予が付いていることに気づきました。少しマニアックすぎた内容であったとは思いますが、Reviewerのコメントがあまりにも本筋でなかったことが原因であったかもしれません。やっぱり、たとえマニアックな話でもそれをReviewerにうまく伝えられなかったということが原因なので、書き直ししようと思います。

2013年8月6日火曜日

出張講義することになります。所属機関のアピールできるかも...。

 いろんな職務があることに驚いていますが、今度、ある高校に行きまして、所属学科に関する内容を説明してくるような依頼をうけました。長年いたら雑務の一つかもしれませんが、面白いと思いました。所属学科について赴任してからまだ数か月なので、他の教員先生が何をしていてどんなことに最近はフォーカスしているのかがわかるチャンスであると思いました。またオプション的に自分の研究室を紹介できる時間もあるようで、少しでも自分の研究室に興味をもってもらい、他大学の同じ学科とは違うのだということを認識してもらえたらと思います。また単純にプレゼンテーションの機会にもなるかと思います。まったく関連知識のない方々にわかってもらえるにはどこまで掘り下げたらいいかなんていうことは通常の学会発表ではしませんので、とてもためになるように思います。

2013年8月2日金曜日

受託研究獲得しました

 今回初めて自分の話し合いによって受託研究の契約をしました。以前にも一度だけこういった研究の契約しましたが、その時はその時の上司の力量からたまたま頂けたもので、いわゆるトラの威を借る狐状態でした。しかし、自分のレベル(大したネームバリューがないというレベル)で企業との研究がうまくいくというのは、自分の実力でもなんでもなくたまたま企業の向いている方向と自分のやりたい方向が合致しただけであることに気づきます。公的に研究費を獲得する場合は、自分の夢を語ることで興味をもってくれたらOKという場合が多いですが、受託研究となると、その研究成果ないし派生する成果が企業の利益になると判断されて初めて話合いが進むからです。業績があってきちんと成果を形にしてくれそうだという印象だけでなく、実際の実現性を厳しく評価された気がしました。

2013年7月31日水曜日

CiteAlert 自分の論文が引用されたことがわかる通知

 英語論文を作成する活動は、自分の布石の一つと思っていますが、他の著者に引用されることがあると単純に喜ばしいことです。ある出版社のサービスの一環なのかもしれませんが、論文が引用されたときにメールでお知らせがくることが数件ありました。PubMedの中でもそういった情報提供ありますが、それが全てでないということがわかりました。引用論文はきちんと目を通して、自分の考えに近いのか、反対なのか、はたまた全く関係ないことで引用されているかを分類して、自分が投稿するときのReviewerになってもらえそうなリストを作成するのがいいかと考えています。

2013年7月14日日曜日

自分の研究室のホームページ作成しました。

 今年度から自分の研究室が持てるようになったので、それ専用のサイトを作成したいと思っていましたが、ようやく完成しました。それまで学科のオリジナルサイトというコーナーがあってもサーバーの関係で公開されることすらできていなかったのです。クリックしてその先に進まないサイトというのは、やっぱりあまり更新されていないメンテナンスが行きとどいていないと思われがちなのでまずそこを打破することから始まりました。 事あるごとに(例えば外に向けて発信していかないといけない、という話になったら、でもまだ学科のサイトがみられるようになってません。と報告するなど)ホームページの改善をうたい、ようやくサーバーがリンクするようにしてもらいました。
 あとは、個々の研究室紹介に移るところをなんとかしてもらい、ミニマムな情報のみ(学歴、職歴、業績ぐらいですが)ではありますが、自分の研究室のホームページができあがりました。メリットは、そのミニマムな情報であっても英語版も一緒に掲載してもらうことにしたので、国外に向けて発信する基盤が整ったことだと思います。次の更新は、研究活動が充実し、幹となる軸が何個か用意できるようになって、研究内容を紹介するコンテンツを作成する時だと思います。少し時間はかかると思いますが、目標が明確なので取り組んでいけると思います。

2013年7月10日水曜日

グローバルとローカルな活動の進展

 元整形外科メーカの顧問を担当されていた方の記事で、企業の求めるリーダーは、
・ やるべき目標は絶対にやりとげようとする意志と実績がある
・ 将来を見る目、ビジョン、戦略がある
・ 組織、部下をよくマネージし、部下を育成できる
・ 自分の部隊だけでなく、関係部門と強調できる
・ 仕事、組織、会社を変革していこうとする強い意識がある
・ グローバルな考え方が理解でき、ローカルな動きができる
・ 人間的な魅力、信頼がないとダメ

という共通する点があるそうで、数年前から時々自分の成長の確認の参考にさせて
頂いています。全てを備え持つというのはなかなか難しいとは思いますが、どの辺りが
どれくらい進歩したかの確認には使えそうです。

 今月にはいって、研究活動が格段に活性しました。グローバルな研究では、現在海外の大学の医師とコラボレーションを進めていますが、いい結果がでてきそうです。驚いたのはそのスピードです。2カ月くらい前に解析をスタートさせた連絡をいただきましたが、もうキ―となる結果が出てきて
なおかつ論文のDiscussionを除くパートがほぼ完成の状態になっていました。もちろんリサーチクエスチョンの議論は前から(といっても半年は経っていない)しておりましたし、方法は、結果がなくても作成できるかもしれません。でも来月の頭には結果が出そろい、来月末にはSubmitしたいとのことでした。自分もこんなスピードで論文完成させれたらと感心させられました。コラボレーションけしかけて良かったと思います。
 ローカルでは、整形外科関連のコラボレーションの枠組みが決まりました。具体的にはコメディカルの方々の研究支援です。日々の仕事でコツコツデータを取っているのに、時間がなく解析まで時間がない、どのようにまとめていったらよいかわからない、という状況でした。これはどこの施設でも
ありそうな話です。小一時間でしたが、おおよその方針が決まり、今までの報告の追試をするようなものでなく比較的新しい試みについての結果が示せそうです。こういったコーディネータ的仕事も得意分野の1つになりつつあります。
 こういった活動から、先の7つの点のどこが進歩したかを振り返ったりしています。


2013年6月22日土曜日

Visiting Professorの扱いを受ける。海外出張にて

先日、海外のいくつかの施設で講演する機会を得ましたが、ときどきVisiting Professorとして紹介され、そんなのではないのにと思い、恐縮していましたが、一つの施設のWebサイトですでにそんな扱いで載っていました...。Visiting Professorのレクチャーという扱いでした。大切に扱われたことに感謝し、日々精進していきたいと思います。

2013年6月10日月曜日

ORS Orthopaedic Research Society の前学会長に研究の極意を聴く

 先日たまたまORS(日本語で米国整形外科基礎学会議などと訳されます)の前学会長と話す機会がありました。話の中で今後のためにと思い、研究をする学生に対してどうやってやる気を維持させるか、またはやる気を起こしているかを聞いてみました。
聴きたかった理由としては急に指導者側にまわることになった自分の立場がありますが、やっぱり長年研究をメインにお仕事されている方はどう思って仕事に取り組んでいるのか興味がありました。
 彼が言うにはいつも伝えている事としては、おそらく研究活動の9割は退屈だし、つまらない作業の連続であるかもしれない。しかし残りの1割に今まで考えていなかった発見などものすごく感動することがある。そういったことをきっと経験できるので研究をしているのだということで、この1割の感動のためにあるということを伝えているそうでした。
 今までどうしても片手間に研究活動をしていた立場であったので、自分の研究室を運営していく上で大変参考になる言葉でした。リーダーシップというのも最近の自分のキーワードになりつつあります。

2013年6月3日月曜日

Open Accessのアメリカ系整形外科雑誌のEditorial Board Position獲得

 整形外科の英文雑誌としては、JBJS Am Br やCORRとかActaとかありますが、最近はOpen Access系の雑誌が沢山でてきているようで、Call for Abstractのようなタイトルでメールがちょくちょく来ます。ほとんどは、Medlineで検索されるメリットもありながら、掲載料が数万円と高く、誰がこんなお金を払ってまで(投稿までに英文校正費がかかるのに)掲載してもらうか、とか思っていましたが、少し前にこういった雑誌から雑誌の編集員、つまりEditorial Boardになってもらえませんかというメールも届くようになりました。
 2つあって一つはケースレポート中心の雑誌、一つはアメリカ系(単にアメリカっていう言葉が雑誌名に含まれているだけかもしれませんが)一般雑誌でした。前者はもうすでに
オンラインでの雑誌発行も決まっており、沢山の編集員が決まっているようで、特に大学とか研究期間に所属していなくてもなれるようでした。一方、後者は単に返事するだけで決定するのではなく
CV(履歴書)を送ってくれだの、専門分野をかけだの、つまりコンペティションの結果採択が決まるというものでした。当然興味を持ったのは後者だったので、必要事項を書いてCVも最新のものにして送りました。
 1か月後選出の連絡を受けました。沢山の申請者がいたが、私に決めてくれた賞賛の言葉つきで嬉しかったのですが、実は”Editor in Chief"も決まっていないのだが興味があったらしませんか?って書かれてありました。Editor in Chiefが決まっていないのにもびっくりしましたが、こんな雰囲気で雑誌の総元締めを決めていいのか?と疑問に思いました。当然、しないことにしました。
 少なくとも半年に一回のReviewで済むということですから、自分のためになると信じてはじめてみることにしました。最初の半年の掲載料は無料というメリットを活かしていくつかPublishしようと思います。

2013年4月23日火曜日

英語プレゼン方法 TEDTechnology Entertainment Design


 しらなかった自分が恥ずかしいのですが、TED(Technology Entertainment Design)という、

世界の叡智が講演をおこなう極上のカンファレンスのサイトを見つけました。

問題になっていたことを解決するべく、

講演者が考案したアイディアを展開していくプレゼンをするのですが、

非常にわかりやすい英語で述べています。また分野も多岐にわたります。

無料でダウンロードできるし、読み原稿も手に入ります。 

英語を学習するのにいい環境になったと思います。

産学連携コーディネーターとの話合い 英語利用戦略

 教育・研究を本職とする教員というのは、授業だけしていればよいようなものではありません。本日、産学連携コーディネーターとの話合いがあり、自分の研究をプレゼンするという機会がありました。これによって地域の企業と連携できるか、また別の学部で行われている研究とリンクするから共同研究してはどうかなどの相談をしてくれるそうです。
 話の脱線で盛り上がった話としては、今の学生の学力低下、それによる就職率低下に対応するためには、英語で授業をすべきであるというのです。
 その理由としては、もし英語が話せたら、もし日本の会社に就職できなくても日本を飛び出して、
諸外国で就職できると思うのです。こういった学生を増やすべく英語で授業を行う検討をしようと思いました(実現には時間かかりそうですが」)。

2013年4月18日木曜日

医療系専門学校への訪問 

 整形外科医なのに本職を医師でなく非医療系学部教員となって少し時間が経ち、ようやく雰囲気はつかめてきました。が、時々全く今までタッチしてこなかった仕事をするようになりましたのでその紹介。

 先日、医療系専門学校へ訪問しに行ってきました。今までもそことはつながりがあったのですが、今年度医師として今の大学学科に着任してきた私をお見せするためも1つの目的のようでした。
専門学校を4年で卒業し、コメディカルの資格を取った後、より高度な知識を得るため、および研究活動をするために、希望があれば、私の所属の大学大学院に修士課程として入学できるというものでした。 学士にならずに修士になれるということでずいぶんと教育システムは変化しているのだと考えさせられました。 医師でなくても医療系職を巻きこんで自分の興味のある分野を発展できる可能性があり、大変勉強になりました。 




2013年3月21日木曜日

新たな道へのキャリア・カスタマイズ

 精神的にも肉体的にも忙しくなっていましたが、ようやくもうすぐ次のステップに移ることができます。来年度からは、医師でない大学の常勤の職に就きながら、非常勤で医師の活動を続けるという人生を送ることにしました。いろいろな不安がありますが、応援して頂いている皆さまのためにも一矢報いたい気持ちで頑張ることにします。 これからは、大学生が休みに入るときに、まとまった時間が作れることになるので、国内・国外問わず出向いて行くといった、通常期間とは異なる活動の可能性が出てきて、違ったスタイルでコラボレーション出来そうな予感があります。
 

2013年1月12日土曜日

理想の道への舵切り 採用通知届きました。

 時間でいうと数か月のことですが、自分の置かれている立場、環境が劇的に変化することになりました。 一般病院で臨床に従事する立場から、自分の理想とする大学の教員になることが決定したのです。 今まで読んできたビジネス書の中でも、理想論的な話として「やらなければ一生後悔することに今挑戦せよ」等と啓発されます。しかし、いろんなリスク、足かせがあり達成できない人が多い中で、現時点ではこれを達成できた感があり、非常に満足しています。
 大学ではもちろん、教育・研究を担当するのですが、自分の思想を毎年100名以上に伝えていくことができるという事は、責任もありますが興味深いです。 このブログを立ち上げてから、色んな事にチャレンジしてきましたが、全てを体験できる(又はできた)医師というのはそうそういないと
思うので、そういった意味では、ブログタイトルにある”破天荒”になってきていると思います。