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2013年6月22日土曜日

Visiting Professorの扱いを受ける。海外出張にて

先日、海外のいくつかの施設で講演する機会を得ましたが、ときどきVisiting Professorとして紹介され、そんなのではないのにと思い、恐縮していましたが、一つの施設のWebサイトですでにそんな扱いで載っていました...。Visiting Professorのレクチャーという扱いでした。大切に扱われたことに感謝し、日々精進していきたいと思います。

2013年6月10日月曜日

ORS Orthopaedic Research Society の前学会長に研究の極意を聴く

 先日たまたまORS(日本語で米国整形外科基礎学会議などと訳されます)の前学会長と話す機会がありました。話の中で今後のためにと思い、研究をする学生に対してどうやってやる気を維持させるか、またはやる気を起こしているかを聞いてみました。
聴きたかった理由としては急に指導者側にまわることになった自分の立場がありますが、やっぱり長年研究をメインにお仕事されている方はどう思って仕事に取り組んでいるのか興味がありました。
 彼が言うにはいつも伝えている事としては、おそらく研究活動の9割は退屈だし、つまらない作業の連続であるかもしれない。しかし残りの1割に今まで考えていなかった発見などものすごく感動することがある。そういったことをきっと経験できるので研究をしているのだということで、この1割の感動のためにあるということを伝えているそうでした。
 今までどうしても片手間に研究活動をしていた立場であったので、自分の研究室を運営していく上で大変参考になる言葉でした。リーダーシップというのも最近の自分のキーワードになりつつあります。

2013年6月3日月曜日

Open Accessのアメリカ系整形外科雑誌のEditorial Board Position獲得

 整形外科の英文雑誌としては、JBJS Am Br やCORRとかActaとかありますが、最近はOpen Access系の雑誌が沢山でてきているようで、Call for Abstractのようなタイトルでメールがちょくちょく来ます。ほとんどは、Medlineで検索されるメリットもありながら、掲載料が数万円と高く、誰がこんなお金を払ってまで(投稿までに英文校正費がかかるのに)掲載してもらうか、とか思っていましたが、少し前にこういった雑誌から雑誌の編集員、つまりEditorial Boardになってもらえませんかというメールも届くようになりました。
 2つあって一つはケースレポート中心の雑誌、一つはアメリカ系(単にアメリカっていう言葉が雑誌名に含まれているだけかもしれませんが)一般雑誌でした。前者はもうすでに
オンラインでの雑誌発行も決まっており、沢山の編集員が決まっているようで、特に大学とか研究期間に所属していなくてもなれるようでした。一方、後者は単に返事するだけで決定するのではなく
CV(履歴書)を送ってくれだの、専門分野をかけだの、つまりコンペティションの結果採択が決まるというものでした。当然興味を持ったのは後者だったので、必要事項を書いてCVも最新のものにして送りました。
 1か月後選出の連絡を受けました。沢山の申請者がいたが、私に決めてくれた賞賛の言葉つきで嬉しかったのですが、実は”Editor in Chief"も決まっていないのだが興味があったらしませんか?って書かれてありました。Editor in Chiefが決まっていないのにもびっくりしましたが、こんな雰囲気で雑誌の総元締めを決めていいのか?と疑問に思いました。当然、しないことにしました。
 少なくとも半年に一回のReviewで済むということですから、自分のためになると信じてはじめてみることにしました。最初の半年の掲載料は無料というメリットを活かしていくつかPublishしようと思います。