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2014年6月8日日曜日

前職病院でのカルテ患者フォロー

 先日、機会があって、以前働いていた職場での患者をカルテ上でですがフォローすることをしました。関係した患者様全てについて確認できませんでしたが、状況が確認できるだけでなく、その当時の患者さんとのやり取りを思い出したりもでき、有意義でした。
 医局の都合でもそうでなくても転職すると、転職前にしていたプロジェクトが終わってしまう感じがありますが、今勤務している方とのつながりを構築し、やる気さえあれば患者を(もちろん完全には無理でしょうが)フォローしていけると思います。 医局に所属している若手の医師の方の場合、自分の意志で職場をコントロールできませんが、こういったお金にはならないが、お金を払う必要もない、しかしメリット・ノウハウは蓄積できるこういった機会は利用できるほうがいいとは思います。 

東南アジア圏の医療推進への協力

 先月話していた夏の医療施設見学の一つはうまく行かない模様です。向こうから連絡をとってきたのに返事をしてもリアクションなしという状況です。
 が、また違う方から東南アジア圏のある発展途上国の医療推進の協力を依頼されました。この方は、日本の医療従事者で定年してから新しいことを始めようとそういった協力のためのNPO法人を立ち上げました。もちろん国家間の連携もあるでしょうが、こういった小さい組織でもいろいろとやることがあるのだそうで、今度あらためてお会いすることにしました。フレキシブルに動ける医師としてのメリットを活かしてなにか協力できたらと思います。これまで一度も訪問したことのない国ですので、ついでに訪問させてもらえたらとも考えます。
他、定年してからこういったことを立ち上げられる姿勢は大いにRespectでき、自分のはげみにもなります。

筆頭著者としての英語論文13個目 OpenAccess系です。

 自分の書いた英語論文で採択されたのが13件になりました。今回は、わけあってOpenAccess系の雑誌への投稿となりました。というのもこの雑誌のEditorial Board(編集委員メンバー)となったからということがあります。この採用の基準に、1年間に少なくとも2回程度のReviewをすることというのと、1年中に1本論文を投稿できる方(詳細は忘れましたので、数字は少し間違っているかもしれません)という文言がありました。ちょうどRejectをくらいあまり手直しのしていなかった論文を温存していましたので(単に放置してしまっていたのですが)、これを投稿論文に決定して送ったのでした。もちろん査読はありますが、有名ジャーナルより厳しくない印象を受けました。
 ”Editorial Boardからの投稿”ということのメリットもあり、通常OpenAccess系の雑誌は、採用される時点でPublishのチャージが相当料取られます。が、これがEditorial Boardであれば無料になる点が利点でしょうか。
 PubMedで検索されない(今後はどうかわかりませんが、昨年遅くにようやくできたようなジャーナルが検索されるわけありません)ので欠点も大きいとは思いますが、お蔵入りしそうな論文を救済でき、業績としては残せるし、著作権を譲渡しなくていい(多分、リンクを張るようにしても問題がないように思います)などのメリットはあると思います。