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2014年9月24日水曜日

「医師は最善を尽くしているか」という本が目に止まった、OEM関連のKOL活動

 今週から新学期になり忙しくなるかと思っていましたが、いろいろあって拍車がかかっています。タイトルも何かいているかわかりませんでしょうが 追って説明していきます。
本の内容と後の頭文字群には共通点はないのですが、今回はあえて混ぜた内容です。  

 頭文字をとって呼ぶものとは、業界が違うと全く知らないなぁという事を痛感しています。OEMは最近知りました。Wikiによりますと、「OEM(オーイーエム、英: original equipment manufacturer)とは他社ブランドの製品を製造すること、またはその企業である。」となります。こういったことにKOLとして 会議に参加してきました。会議の方法は、英語カンファレンスとFace to Face会議のMIXでした。KOLはこのブログの自己紹介に書いてあります、Key Opinion Leaderのことで、日本語では有識者とかなるのでしょうか。
 OEMが行われる場合には、提供する会社と提供される会社の交渉というのがあると思うのですが、それが行われる前段階でのKOLとの意見聴取という感じの内容でした。こんな活動のために半日つかってバタバタし何時間もかけての移動とかしていると、この活動はどれぐらい役に立っているのかわからなくなりました。医師として臨床活動、研究活動したりの方が明確ですから。  

 そんなとき偶然見つけた本が「医師は最善を尽くしているか」になります。もう1年前のものでした。 出版社のサイトで書かれているものは、 

”「人々は医師の仕事を孤独で知的な作業だと思っている。しかし本当のところ、医学を正しく行うことは、頭を使って難しい診断をつけるようなことではなく、スタッフ全員にくまなく両手を洗わせるようなことなのだ」 医師の仕事とは正確な診断をつけたり、手術の技術的な腕前を磨いたりすることだけではない。組織、金銭的コスト、医療システム、そしてスタッフや患者の家族など、さまざまな要素が混在するなかで医師は専門家としての結果を残さなくてはならない。本書に描かれるのは、そんな医療現場のやりくりの物語である。”

 と書いてありますが、医療現場の生の状況がわかること、米国の話であってシステムが異なるのに、意外と苦労する点はメインでない雑多のことであることが、日本の医療現場とも合致しとても参考になります。11個のエピソードの中では、医師だったのに弁護士として活動している医師の話が一番面白く読めました。保険の状況が米国と異なり、日本の医療は皆保険で高額な治療についての導入が難しく、米国のようだったらいいのにと思うこともありましたが、未払いの対応されるとダイレクトに収入減につながるという現状がわかったり、金のために医師になったわけではないというスタンスもクライアントの対象によってはものすごく対応を変えている医師の気持ちとか赤裸々に書かれてあったりして、様々なことが複雑に絡みあって医療というものは成り立っており、医師としての活動の多様性もあっていいかと最終的にはいいかと思えてきました。  
 他参考になったのは、あとがきに書かれいてる”医学生・研修医に勧める5つのこと”でしょうか? 1.筋書きにない質問をしなさい。 2.不平を漏らすな。 3.何か数えろ。 4.何か書け。 5.変われ。 とあって、特に5でしょうか? 「新しいアイデアに対する反応には3つある。」初期採用者(アーリーアダプター)か、後期採用者か、変化に抵抗し続けるかだ。著者は、医師は常にアーリーアダプターになるよう助言するっていうところも自分の活動を許容してもらえる気がしました。

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