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2014年12月4日木曜日

筆頭 英語論文 16個目 今年は過去最高の筆頭論文4つを作成しました。

 筆頭英語論文が16個目になりました。またこれまでにないこととして1年で4つの筆頭論文が採択されました。一般病院では1個でも大変だと思います(大学の先生は論文作成も1つの仕事として考えてもらえるのでもう少し多いかもしれません)。
 そういった記録更新も大事ですが、今回のこの論文は自分の中で歴史が長く、自分で考案しその分野で研究を熟成させた感があるのでとても感慨深いです。その歴史を簡潔に紹介することで、
どなたかの先生の研究の展開につながればと思います。

1年目:もうかれこれ7年前の話。予防的手術の1つとして研究がおこなわれていることを知る。
2年目:海外に留学した際に、今までしたことのないことにチャレンジしたく、その研究に関連したことを試行錯誤しながら、研究デザインを考える。 
3年目:期待していたデータは全くとれず。その状態で帰国。英語論文にまとめるのは難しいと判断したが、なんとか日本の学術雑誌に掲載する。

4年目:その手技方法を再検討し、別の方法で確立したほうがいいのではないかと思った。ある会社より幾ばくかの援助を頂けるようお願いした。
5年目:勤務先の会議室を何回か貸切、実験を行った(会議室で実験したことは普通の先生では
    無理かと思います。)
6年目:研究助成を頂いた。
7年目:なんとか英語論文として採択。

結局のところ、実際の臨床に導入できるかどうかもわからない研究ですし、他に日本でだれも行っていない研究ですし、世界的にみても小さな分野ではありますが、コツコツと積み上げていくことで1つの形にできるという経験は、今後もためになるかと思います。




     

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