ページ

2014年8月22日金曜日

大手リハビリ関連の企業と共同研究を行うことになりました。

 今月の大きい収穫の一つで、リハビリ関連の企業と研究に関してコラボレーションをすることになりました。と言っても商品開発とかではありませんので金銭的なメリットはありませんが、自分の中で新規研究分野を開拓していく際のアシストにはなり得ると思います。たまたま研究会でお話しさせてもらった企業の方に話をもっていき、実際の内容を大学でプレゼンするということをしたのですが、いい方向に進みそうです。ちょっとした従来システムの改良といった提案ですが、コラボレーションのバリエーションを知ることができ良かったと思います。

英語でオンラインカンファ(Conference Call)行いました。

 望んだわけではありませんが、先日英語でカンファレンスを行いました。それについて気づいた点を書いていきます。
 常日頃訓練した方がいいとは思いますが、なかなか英語の練習などというものはよっぽどでない限りできません。楽天のような会社のように、いきなり公用語を英語としない限り無理だと思います。英語で話さないといけない環境をいつもの日常にいれこむということをどのようにしたらいいのでしょう?
 通常、メールでのコミニケーションを望んでいるし、きちんとした回答をしたいとか理由にそういう状況になりそうでもかわしていましたが、断りきれない状況がありました。共同で研究をすすめている海外の会社からメールがきて、近日中に行いたいという趣旨ともう日にちも決められていました。
緊迫感があったので引き受けたというわけです。
 内容としては、その会社と別の会社でなにか提携する可能性があるが、もし提携した場合に協力が必要となると思うので、まず提携する前の段階の協議の場に参加してもらえないかという話でした。不確かな段階の中のさらに不確かなことへの協力の可能性を聞かれたので、メールとして文書に残したくなかったのかもしれないなということ、協議の場の日にちの調節としてあまりゆとりがなかったこともあって電話で速やかに確認をしたかったのかもしれません。
 他、状況把握的なやり取りをして終わったので、時間としては30分程度なのですが、かなり緊張しました。わかりにくかったことを聞き返したりしなかったらもう少し短い内容であったとは思います。
 こんな状況、普通はないかもしれませんが、インターネットで見つけた役に立つものを紹介します。

IBMの「テレコン英会話小冊子」

上記のキーワードで検索するとすぐ出てくると思います。薄いものですが、結構、実践で役に立つ文章ばかりであったので非常にためになります。


「超録 パソコン長時間録音....」という名前のフリーソフトウエアで、やり取りを録音できるので、英語の演習に使えるかもしれません。私も直前にダウンロードして、インストールをして後は録音ボタンをおせばいい段階であったのに、向こうからSkypeコールがあったので焦ってしまい、ボタンを押すのを忘れて、なにも録音できませんでした。

久々、社会人の英語の状況をネットで調べてみると、楽天はTOEIC800点が必要だったりするようだし、日本以外のアジア圏の国では英語の勉強はさらに需要が高まっているという時代のようです。

2014年8月21日木曜日

整形外科医 大学院 に行く メリット やっぱりあると思います。

 若手の整形外科医の先生が、どこかの段階で大学院に行くことを検討したりすることがあるかもしれません。”医学博士になれる”とか”研究マインドが身につく”、といった王道の話でないことを今回は書いてみたいと思います。自分の経験からですので片寄があることをご了承ください。
 医局離れがおこったり、また後期研修医以降で医局に入るといった流れの混在があると思いますが、医局にはいることで一見その大学の所属下に入るようになりますが、大学付属病院に勤務しても、医局の関連病院に勤務しても得られないものが”大学院に行く”にはあると思います。

①医師としての仕事の見つめ直し
 優先順位的には、仕事の勤務形態ががらりとかわることを経験できることにあると思います。
病院勤務でいくつかの病院をまわるとローカルルールが存在するといっても、なれれば些細なことないし自分では変えられないことですから、”手術”、”外来”、”病棟業務”、”雑務”というスタイルは変わらないと思います。ところが、大学院にいくと研究生活が主となりますので、そのほとんどがなくなります。非常勤でバイトさせてもらえるところであれば、外来のバイトがあるでしょうし、運のいい人は手術のバイト(執刀、助手どちらにしても)というのも経験はするでしょう。普通の病棟の医師としても勤務しないといけない(これも1-2年あったりするらしいですが)以外の先生は圧倒的に仕事のバランスが変わることを経験します。
 一番は時間的余裕だと思います。時間がでてくれば、思考にまわす時間が増加します。今までの重きをおいていたことがあまり価値のないことにかわる可能性が経験できるはずで、自分はこの仕事をずーっと続けていいのかどうか考える時間になります。あと医師としての仕事とされていたものが、本当に医師の仕事なのかという考えも浮かんできます。また外国での発表を経験したりして、海外での生活を垣間見たりするとさらに、日本の医師として日本の病院でのみ活動することが本当に自分にとって自分の才能を活かしているのかどうかといったことを考えることにもなります。まぁ、ほとんどの先生は一瞬思ってもそのまま病院生活に戻ってしまうと思いますが、この先の医師の活動の幅を増やしていけるかどうかは、この思考時間の確保が絶対必要であると思います。そうしていろんなことで活躍できる先生が増えていくことを望みます。

②医局と関係なくその大学の卒業生として存在できる
 これが最近経験したことなのですが、医局を途中でいろんな諸事情でやめることがあっても卒業生として存在できることは、その大学の別の関係を結ぶことができる気がしていいと思いました。最終学歴として、その大学・大学院とつながっているいるということです。一例をあげます。医局をやめても医師として活動する先生がほとんどであると思います。そういった中では、なにかについて調べたいという気持ちに駆られることが出てくると思います(たとえば、コメディカルの方に講師をしないといけないときとか、患者様に講演したりしないといけないときとか)。そうしたときに一般的にはインターネットで検索したり、医学書を扱う本屋にいったりということができますが、大学の図書館にいけるというのは1つの選択肢としてあると結構いいと思います。大学の図書館では図書も論文も豊富にあります。もちろん一般としても借りることができるところもあると思いますが、卒業生というだけで、借りられる本、論文の数が増えたり、借りられる期間が増えたりします。もう卒業した先生であっても一度そういったメリットについて調べておいてもいいかと思いました(すいません、この②に関しては卒業大学とは違う大学の医局に入局して大学院に入った先生方のメリットでした。大学と大学院が同じ場合、特別なメリットはありません。)

 大学医局によっては、大学院に在籍していた期間を、研修指定病院で研修していた期間に含めてくれるところがあるようです。そうすると気づかぬうちに4年間臨床指定病院(大学付属病院)に研修していることにできるようです。さらに、整形外科とリハビリテーション科の教授が同じであったりする場合、リハビリテーション科も研修したことにできるようです。これも資格を今後取る人にはメリットかもしれません(余生はリハビリ病院で活きるという先生ならリハの専門医資格がいるかもしれません。保証はしませんが)。

④あとは、②のこととかぶりますが、最終学歴として大学院まで行った暁の、博士(医学)は医師全般が思っている以上に他の学科からの評価とか、海外からの評価は高くなります。というかこれがないと、医学部であろうと非医学部であろうと大学教員にはなれません。 なので、大学院は行っておいて、博士号を取っておくことは意味があることなのです。




2014年8月10日日曜日

無料かつクラウドでホームページ作成できるWix.comで 勤務医も自分のサイト作成できるか?

 ブログの登場によって、書き方のわずわらしい個人サイトというのは衰退したと言われているようですが(ブログも衰退しているという報告もあり、不正確ですいません)、ホームページの作成が煩わしくない、更新の手間がかからない、となったら違う流れが医師の中にも起きるかもしれません。
 なにかで誘導されwix.comで自分の仕事向けのホームページを作成してみました。このwixでは有料で個人ドメインを持つことができますが、wix.comからの広告のようなものの表示を我慢すれば、無料で作成できます。htmlの書式など全く知らなくても、パワーポイントでスライド作成したことのある整形外科医の先生でしたら、すぐ作成することが可能です。
 でも、不思議なのは開業医でホームページを作成することは普通であっても、勤務医ではあまりないということです。勤務医であっても自分が専門としたい患者の集客を考えてなのかわかりませんが、少しは発見できましたが、あまり見つからないのです。比較的若い先生では、有名病院に所属していても自分の執刀のチャンスがないということは多々あると思うので、そういった勤務医でのホームページがあれば有利に働くのでは、と思うのですが。
 自分なりに考えた結論としては、”そこまで時間を費やすことができない”、”作成したら職場での上下関係が危ぶまれる(これはある転職サイトの人の意見も含まれています)”、”そんなことをしても給料には反映されない(メリットもあるかもしれないが患者が多くなるデメリットもあるのかも)”、”作成しているかもしれないがSEO対策的に上位に挙がってこないので見つけられない”などがあるかもしれません。
 自分としては、もう少し所属するところのホームページで情報を更新していきたいという気持ちがあるのですが、自分勝手に中をいじれない、いちいち更新した場合に担当のかたに更新したものを
送る煩わしさがある、英語のサイトの充実をはかれない、といったことから、折角作成したホームページをなにかしら利用していくことにしようと思っています。

(2016年追記)
少しバージョンアップしているようで単なるホームページ作成でない、その上の希望をみたすような仕組みがくみこまれつつあります。