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2015年12月30日水曜日

文献複写依頼がありました。 日本人整形外科医からは初めてです。

 年末ぎりぎりの最後の記事になるかもしれない今回の記事は、年末の最後のプレゼント的メールでした。今まで聞いたこともない外国の方から文献を送ってほしいとか、文献の中の質問について聞かれたことはありましたが、昨日、初めて(!)日本の有名大学の整形外科医先生から文献複写の依頼がありました。
 今のところ日本では臨床応用されていない雲をつかむような内容の論文であり、実験レベルでも日本の方が行っているのを聞いたことはありませんが、外国では幾度となく少しずつエビデンスのたまっていっているもので、今までのReviewが盛り込まれた貴重な(と自画自賛する)論文です。
 聞くと、自分が所持しているホームページを知っている先生であり、年代も同じくらい、というところからご依頼にいたったという話でした。情報発信力が今後の課題ではありますが、もう少しこの状況で展開していくことにしようと思っています。 有難うございました。

(実は年末ぎりぎりプレゼント的連絡は他にもありましたが、それは後日にお話ししたいと思います)

(2016年追加)
ラべリングは当然英語論文の効果になりますが、この後その先生とコンタクトが取れるようになったことはいい事だと思います。ネットワーク構築にもつながります。

2015年12月29日火曜日

年末最後の仕事 書籍執筆(共同著者として)脱稿 いい機会でしたがHigh Volumeでした.

 年末の仕事は大抵ぎりぎりまでかかってしまうことが多いですが、今年はさらに計画的にすすめないといけない仕事がありました。
 以前に載せたことのある記事で、上の先生からのご依頼でした。ただ一度も職場をご一緒したことがないのですが、第一線でご活躍されている先生からのご依頼でしたし、与えられた課題が、自分が今まで一番情熱をかけてきたことの一つでしたので、引き受けることにしたわけです。
 日本語書籍ということで少し高をくくっていたこともあり、締切にむけてかなりの時間を割きました。原稿用紙でいうと約50枚です! 三章分の原稿なので、それなりのボリュームになるとは思っていましたが、大変でした。
 でも12月の初めから開始して、2週間ほどで80-90%完成させました(依頼の量は原稿用紙49枚!19600字とか気安く書かれていました(苦笑))。最新の情報(KOLをしている外国の会社にもテレフォンミーティングを志願して最新の情報を頂きました)を取り入れて、
内容を一般の整形外科医の先生にもわかりやすく書くというのは、結構大変だったのですが、一番いいこととしては、査読論文などと違い、総説のような形で自分の思いを100%注入できるし、そのスタイルにそれほど修正されなくて済むという点だと思います。自分の論理を自分なりに展開できるだけに成長したことを確認できたこともよかったと思います。
 これを機にもう少し、その分野で活躍していこうと思いました。機会を与えて頂き感謝しています。
テーマは、簡潔に申しますと、整形外科分野の一つの領域における3Dテクノロジーです。来年度の日本整形外科学会に合わせて出版される模様です。
 

2015年12月27日日曜日

健康的な整形外科医を目指して 5-6Kg(最大8Kg)減量に挑戦 (”●イザップ”なしで)

 今回は全くアカデミックでもなんでもありません。この2-3か月で標記の減量を行ってみました。別段医師に減量を勧められたからというわけではありませんでしたが、今後の展望を考えると減量しておいたほうがいいと思えたからです。例えば、旅行に行く等普段と食生活が長期に変わる可能性があるからということでしょうか。
 ”いかがわしくて、医師で行く人がいるのかなぁ” と疑問視していた”●イザップ”に見学しに行くと、週2回で1回1時間もない運動と、食事指導、サプリメント購入という3本だてて、運動をすることで減量できているわけではないことを知りました。見学後たまたまお会いした、それ帰りの年配の社会人(50-60代の男性なのに通っていてびっくり)に聞きますと、言っている金額ではなく、相当サプリ購入でお金を使わされるということでした(2-3か月で100万超え)。またカウンセリングで、期待する2か月で10Kgというのは結構無茶な話なようなので当然行きませんでした(もともとなんとなく話きいてみたくなっただけでした)。
 でもよかったのは、食事の見直しでしょうか。糖質を制限する方法に興味をもったのでそれを自分で行ってみることにしました。2-3か月は全く糖質を制限する食事をとるように指示されるとのことでした。また、食べたものを写メールなどで担当者に送らないといけないそうです。社会的に医療分野で指示する側に回っている私たちが、単純にトレーナーの意見に従ったりするということも現実的ではないように思いました(医師で通っている方は、少数であることも聞きました)。
 この辺りを参考に全くカットすることは難しいとは思いつつも、糖質をできるだけ取らないということを心がけ、また日々少し行っている運動も少し多めにしてみることにしました。 

結果、2か月で8Kg(Max-Min)痩せることができました。今は少し戻ってきて一番ひどかった時からすると5-7kg位に落ち着いていますが、要するには食事の管理でなんとかなるという経験は、これから減量を患者様に説得するときにも現実的となる気がしていい経験をしました。

最近のケアネットの記事で「何Kg減量すれば他人に気づいてもらえるのか?」というものがあり、大変タイムリーでした。
 痩せたと思われるには、男性で4Kg、女性で3.5Kgだそうです。またより魅力的になった(?)というにはその2倍程度、6-8Kgだそうなので、この目標値も達成しました。顔は、その人の健康状態を表しているということで、顔面の脂肪増加は、免疫力の低下、心血管の健康の悪化、呼吸器感染症の増加、早期の死亡に関連しているとのことで、健康改善は整形外科医にとっても、一つのキーワードとなるように思いました。
(実際の原著みると、ケアネットの書き方と抄録に少し齟齬があるように思えます(孫引きの可能性))

あとこの記事は、続編(クリック)があります。


あと書籍でも、ビジネスマンと健康(見た目、減量等)は一つのキーワードで、
以下の本を選択して読みましたが、評価は高いのもあるけど評価は△です。
・中谷氏のが良く見えるのは、自分のバイアスもあります。
・やたら”食事”で書籍の多かった”船瀬俊介”氏は、著者写真を見たら
 こんな人か(失礼)と、購買力が少しなくなりました。




(2016 追加)
少し経って、”●イザップ”から電話が! 勧誘しないと言っていたのに...。

2015年12月19日土曜日

神戸医療ITイノベーションカンファレンス 行ってきました。

 最近お知り合いになった他科医師先生のつながりで見つけました、
「神戸医療ITイノベーションカンファレンス 」に行ってきました。医療とかカンファレンスとか
ありますが、学会とか研究会とかとはまるで違います。正直場違いなところに来たかなと
思いました。が、普通の医師ですと3時から始まるカンファレンスに行くのってなかなか難しい
でしょうから、希少価値的存在として遠路はるばる行ってきました(Door to Door ですと,,,)。

神戸という立地は日本全体からみると地理的に中心にありますし、神戸ポートアイランド
という人工島には有名病院もあるし、大企業があったりと、これからの医療の中心の一つに
なりうるとは思います。

内容はというと、”医療”と”IT”をうまく結びつけた会社がプレゼンし、ビジネスチャンスを
つかもうとやってくる企業との接点を作るというような会でした。医師なのに会社を立ち上げてディスカッションの場をインターネットの上に作ったり、画像を利用したアプリで医療に活かすビジネスを考えている方がおりました。今後のヘルスケアビジネスの流れ、まではわかりませんが、ヒントをつかむのにはいい会だったと思います。

行って一番良かったのは、医療とテクノロジーの分野を牽引する、神戸大学大学院 医学研究科 内科学講座 特務准教授 の杉本真樹氏の講演を聞けたことです。参考までにWikiをご覧ください。
前人未到であるし、追随を許さない感じです。これでもかと最先端の話がきけました。
プレゼンテーションがめちゃくちゃうまいです。伊達にそんな本(下記)を書いているわけではありません。






が、少し思うのは忙しそうでした(当たり前ですよね)。このカンファレンス後の”交流会”も、視聴者質問コーナー (一般的な懇親会でなく、発表者は身動きとれない状態で立っていて、一人ずつ名刺交換、お話ししたい方が行列を作って、その講演者と話ができるのをひたすら待つ) という状況でした。仕事の忙しさと満足感は両車輪の関係でいないと難しいのでしょうか?捨てないと新しいものは手に入らない気がして、今後の自分の仕事のバランスについて少し悩みました(登山グッズを少し買ったけど、どのあたりまで上るか決めかねている感じ)。 
 新しい医療機器、ないし関連機器になりうるものを沢山知ったので収穫は大きかったです。

最後に、最近読んだベンチャー関連の本を紹介します。
一般的に本の作者の体験のみで、こうすればいい的な本は、その人はうまく行ったが、それは体験談でしょう、と片付けられてしまうリスクがありますが、そういった人が多く掲載される、つまり
A CASE REPORTでなく、CASE REPORTSの方がいいのではないかと思います。



もう一つ、Advance的に2回起業して成功した方々のCASE REPORTs も


 

 結局医師というのは医学部に行くこと、医師になることで、(そのあとの仕事に忙殺される
というステップもあって)、他の領域を知らずに(知らなくても暮らし向きが悪くないせいもある)
日々過ごしていることに気づきます。きっと医師になれる能力があるということは、ベクトルを
変えて(正確には2つ以上のベクトルをもつ)こういったことに挑戦しても成功する人が多いように思います。といっても特に今自分がなにかに挑戦してるわけでもなく、もがく日々が続きます。、

(2016年 追記)
なんかしらんが、この記事アクセス増えたかと思って、調べてみますと、上記
杉本先生にTweetsしてもらっていたのを発見しました!もうこれだけでも今年は
ハッピーに過ごせそうです。有難うございました!





2015年12月15日火曜日

医師 の 個人事業主

 前回掲載したキャリアパスに関して 副業的個人事業主を展開した場合に読んでみるといいかなという本の紹介です。

①フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。



 
フリーランスである著者と、税理士さんとの対話形式で話がすすんでいき、とても読みやすい。税理士さんの感情が良心的であるとき、そうでないときの挿絵がいちいち細かく好感がもてる。


②フリーランス&個人事業主 確定申告でお金を残す! 元国税調査官のウラ技 第2版





結局、個人事業主を展開していく利点は、今までにない医師としてでない活動を見出すことであることはもちろんのこと、経費などを利用して節税するところにあると思いますが、その辺りの事が確定申告をすることを前提に①よりもくわしく、またグレーなところを突っ込んで書かれいてすごいかな、と思う。

以下2つも読んで参考になりました。









2015年12月12日土曜日

医師のキャリアパス 副業、個人事業主、法人設立

 今までテレフォンミーティングは外国の方としてきましたが、昨日はじめて日本で日本人医師としました。要するに「スカイプで電話した」だけなんですけど。初めて話すので自分の素性もいいながら、聞きたがりとは思われないように、でも聞きたい事を小出しにかつ自然に聞いていく。知った友人、家族とスカイプで話すときと違って当たり前だけど全く違います。やっぱりミーティングなのだと思いました。この先生は他科の先生ですが、似たようなところがあるかなと思ったので今回の標題で話を書くことにしました。
 ある程度医師として活動していくと、それなりに臨床もできるし、次に対外的活動としての学会発表、そして一つの高みとしての論文作成など達成できると、キャリアについての多くが現状維持になってしまいがちになるような気がします。そして学会で賞をもらったり、研究費集めてこれるようになると次の策に枯渇します。この辺りを30代(40代前半も含めていいかも)で達成すると、上のつっかえが多数あり、昇進もできないし、運よく昇進してもマネージメント側にまわる仕事もおおよそ見当でき、仕事に対するモチベーションを維持しにくいという状況が起こるかもしれません。
 そうすると、いわゆる医師のバイトでなく、別のことで自分の価値を見出そうとする副業、個人事業主、法人設立というのは、医師の立場を捨てずにチャレンジできるので、やる気のある医師の典型的キャリアパスになってるのではないかと思いました。
 その医師も自分より5歳ほど若いのにすでに達成しており、次なるたかみを目指していました。ざっくり言えばやる気のある医師がさらに活躍し、富も築ける社会、かつ羨望の末にでてきそうな批判もない社会を目指したいとおっしゃっていて、おおかた賛同できました。おおかたと書いたのは、さらに活躍するには、現状の時間に余裕をもたせる努力を一層はからなければならないので、バランスをとることが容易ではないということでしょうか

追伸
このあと外国の会社の方とももうすぐ日本にローンチされる機器に関するミーティングし、達成感があったものの疲労感も相当あったのか、喉を痛めてしまいました。

2015年12月5日土曜日

学生に論文指導(英語論文 ではありませんが)。 査読付き論文採択!

 日本語の論文ですので英語論文を作成される先生方におかれましては大した事はないとは思います。でも所属している大学においては学部学生で、学生中に論文にまとめられるというのはひとつのいい事件だったりします。 
 あと、思い起こして頂きますと、専門医を取得していない整形外科医の先生であれば、専門医取得のために最初に作成する学術論文は、日本語であっても1つめは結構大変であると思います。ちなみに私の最初に作成した査読付き論文は、英語論文になります。が、この作成に関して、何度も上司とやりとして、途中で反故にしそうであったことを思い出します。 日本語の論文1つ作成するのにも、上級医師と何回かやりとりを繰り返し結実させるので、大変苦労する仕事ではあるとと思います。
 そんな中、医学部でない学生の卒業研究(通常ゼミなどと言われているものかもしれません)の指導をして、今年度初めて、論文を1つ仕上げました。 医学知識がほとんどない学生(20代前半ですよ)に、初めから知識を注入し、学会発表をさせて、論文に仕上げるという作業は苦労も多かったですが、いい経験となりましたので報告させてもらいます。

(2016年:補遺) こういった活動は、自分自身の能力を高めることになりますし、たくさん論文を書いていないとできない、書いているからことできる行為ということで、英語論文の効果にも含めます。

2015年11月17日火曜日

英語による テレフォンミーティング(テレフォンカンファレンスとも)。緊張の連続ですが、国際人の自覚ができるかも

 インターネットを通じて、外国の方とDiscussionする、ということはもう当たりまえなのだと思いますが、自分ぐらいの中堅レベルの整形外科医の先生でしてる先生いるかと思うと、特に際立ってはおもつきません。
 英語の論文が書けることも大事ですし、メールでのやり取りがうまくできてきても、細かいことも、ざっくりした大まかなことも同時に聞くチャンスというのは、テレフォンミーティングという選択肢になるかもしれません。このところの数か月で2回、企業の方、外国の先生と話をする機会がありました。もちろん自分が希望してということではありません。

企業との方のやりとりは、自分が一応KOL(キーオピニオンリーダーの略) の会社からでした。こことのやりとりは、ふと調べてみるともう5,6年少なくとも毎月1回のペースでメールのやり取りをしています。面白いのは、5、6年でどんどん担当が変わっていっているということでしょうか。やっぱり海外の会社は転職は当たり前で、いろんな仕事を積んだら、違うところで可能性を試したいのでしょうか?
脱線しました。やりとりはあるソフトウエアの現在の状況を見せてくれるというもので、自分のPCの中の1つのウインドウ内で向こうのPC上での画面をうつしてくれて、それについて意見をいったりすることをしました。当然、こういったやりとりはメールでは難しいですね。

もう一つは、整形外科の先生です。こちらは一番オーソドックスなSkypeで行いました。共同研究を進めようとしている状況で、もう少し研究内容を把握したいといったことからでした。いろいろ聞かれ、なんとなくやっていけることのフォーカスを絞ってもらったり、他メインの項目ではないにしてもいくつかの可能性、確認したいことについて話をすることができました。よかったかなと思う事は、向こうの顔の表情がわかることでしょうか? 向こうの話していることががうまくキャッチできず、あやふやな返答をしたり、とんちかんな回答をしたりしたときにすぐわかります。もっと英語をなんとかしないといけないとは思います。

時差があるので、当然普通の勤務時間帯でないことが多いですが、生きている時間が2倍(大げさか)になっている気もして面白いとは思います。

(この投稿書いた後で)
テレフォンミーティングは、
オンラインカンファということで過去に
何度も取り上げていました。

今年の課題、カンファレンスコール。

オンラインカンファしました。有効です。

英語でオンラインカンファ(Conference Call)行いました。

日本における〇●〇●療法のための謝礼金ベースのインタビュー 英語力の向上をわずかだけ実感

2015年11月15日日曜日

新聞の取材を受けました。注意する点がありました。

 地方ベースの新聞ですが(正直言うと知りませんでした)、新聞の取材を受ける機会がありました。その時に気づきについてお伝えします。

 地方新聞とはいえ、なかなかないんじゃないかと思い、少し嬉しかったと思います、取材をうけるまでは。 が、実際は自分のイメージする”取材”ではありませんでした。テーマとしては”産学連携”といった類なのに、特に新聞社がなにか質問をしてくるというものではなかったのです。よくある、取材というのは、「どなたかが来て、聞きたい事を質問する、それに答える」と思っていたのに、全く違っていました。 どんな感じかの取材かといえば、例えばその”産学連携”だとすれば、聞かれるのでなく、それに沿った自分の出来事を、新聞社の方にわかりやすく説明する、というものだったのです。こちらがわかるように資料を用意するなどして。
 
 こういったことは、大学によっても異なるようで、広報担当の捉え方とでだいぶ準備が違うということも知りました。その方がいうには、いい対応の大学であれば、わかるような資料を用意してくれて、また広報担当も取材に同行するらしいですが、うちの場合は会う教員の名前が知らされただけだということでした。

 でも、そんな対応が違うんであっても、少しは調べてきたらいいんじゃないの?とか思いました。どれだけ詳しく説明しても一般的かと思われる”内視鏡”という言葉もその方は知りませんでした(それでも課長クラスの方でしたが)。
どういった内容になるかは、乞うご期待ですが、取材といっても、プレゼンの機会が来たぐらいに
思わねばならない。ということがわかった日でした。

(2016更新)結局原稿はほとんどを書き直す必要がでてきました。が、いい出来に仕上がったと思います。あと、一応総合大学ですので、新聞の一ページを大学が占める内容の中で、写真で写っているが、理事長、学長、自分であればなかなかの機会だったと思います。

2015年11月13日金曜日

Right Inbox 便利かも。しかし有料プランにはする気なし

やっぱりあるんですね。メールを夜中に送ることを少し気にするとき、メール送信の予約ができたら
いいのに。と思って調べてみると、ありました。

Right Inbox

です。Gmailでの対応になりますが、送信ボタンの下に拡張されたボタンがつき、1時間後、2時間後だけでなく、細かい日時(30分単位)で設定ができます。思い出さないといけない日、事柄をメールで気づかせてくれるようにできるのでありがたいかもしれません。記念日の備忘にいいかもしれません。

ただ、調子に乗って使おうとするとすぐ無料プランではオーバーになるかもしれません。毎月10件までの限定なのです。しかし、有料プランにすると、制限無くなるけど、毎月5ドル(年間プラン)や7ドル(毎月プラン)は高いかなと思います。

2015年10月22日木曜日

オンライン秘書の試用経験 面白いけど少し頭の切り替えがいります

 整形外科の小さな学会ないし研究会ではよく見られるようなタイトルです。かねてから気になっていました、オンライン秘書サービスを一度試してみることにしました。 あえてリンクを貼りません。
”オンライン秘書”で検索してください。女性の名前のようなところを試してみることにしました。
下記の記事はほとんどこのサイトを経験した方の話とかのサイトをみれば書かれていることにほとんど新鮮がないかもしれません。あくまで症例報告のつもりでお願いします。といっても”症例報告”自体を否定していません。学会とかのは知りませんが、英語論文に載る症例報告の価値というのは、原著論文より高い場合もあります。

「個人秘書」というのを選択しますと、その中でもいろいろ選べます。バイトプランから、部長、社長、会長プランまであって、内容ではなくあくまで依頼内容の件数のみで決まります。ここで申込みを使用としますとFacebookかGoogleでの登録となります。

料金プランの設定の時に、クーポンコードを記入するところがありますが、そんなの知らないもんなぁと思いましたが、これは”(このサイトの名前)”+”クーポンコード”で検索しますと、ブログを書いている方の記事からクーポンコード発見できます。 もう一つは、登録はするのに、なんのプランもオーダーしないで数日放置、ということをすると、このサイトからよければ使用してみてください。という内容のメールが来まして、その中にもクーポンコードあります。それを入力すると、バイトプランでいうと、ちょっとしたランチ程度のコストで申し込めます。

さて、どういったオーダーをしようかと思いましたが、詳細説明しませんが、仮に「ある地域での
学校チョイス」ということをお願いしてみました(実際の依頼とは少しはずれております)。その地域での事情が全く分からないときに、すぐに返事が返ってきて感動しました! 

しかし、まだ自分の頭の切り替え不足で、こういった依頼で、最終的に「その地区の中での学校選択で一番いい条件のを探したい」とかいう思いがあると、この依頼では不十分であることに気づきました。しかも少しだけ返答にミスがあることもわかってしまったので、最終的にはがっかり感で終わってしまいました。 また、その後自分で探していったときに、偶然その地域に住んでいる方が
自分の友達の友達だということがわかり、すっかりその人をあてにしてしまいました。この人もその地域に住む人の一人の経験からの話ですので、そんなに秘書の回答の質と変わらないかもしれませんが、そこはやっぱり友達の友達ということの影響が大きいのかもしれません。また、先ほども述べたように、回答に完璧さを求める依頼には不向きだと思います。どうでもいいこと、とにかく質はあまり関与せず、なにしろ仕事を処理しないといけない。という時に使用してもいいのかもと思いました。

うまく任せて、その作業には口出ししない、という社長の気持ちにならないと難しいのかもしれません。

(2016年 追記)
惰性でまだ使用を継続しています。インターネット内の記事をまとめてもらうだけでも、新しい分野の情報提供に関してはメリットあるかもしれないと思っています。また、このCEOは外国人でシリアルアントレプレナーで、日本の今後のスタートアップ関連の情報をPDFにまとめたものが送られてくるので登録してもいいかもしれません。

2015年10月20日火曜日

小さな講演依頼ではフィードバックの準備を!

 反省のために書いています。今回、市の職員の健康研修の講演といった、学会とは違う講演を依頼されました。新しい事にチャレンジしている最中で、そのデータを使った発表だったので、準備するだけでも大変でしたが、なんとか発表を乗り切りました。

 しかし、時間以内に自分は終わらしたのに、もう一人の方の枠の時間がオーバー気味で、質疑応答のない状態で終わってしまいました。講演中、ちょっと楽しそうな話をしたときの印象は悪くなかったのですが、全体的なといいいますか、講演そのものの内容が理解できたのか、とても心配な状態で終わってしまいました。 

研修ということで、職員も聞きたくて来ているわけではない状況、主催している課の方も研修という枠が終わってやれやれという感じ。こういった状況でどれだけ一般の方が自分の話を理解してくれたのかアンケートを取るべきであったと反省しました。

以前市民公開講座と行った時は、あることをプロモートしたく、関連会社とこういった項目をアンケートに含めたらいいよね、というような話までして、結果、そのアンケート結果が良かったので、その事柄はうまくすすんだという経験をしたのに! やっぱりぎりぎりでそこまで気が回らなかったというのが反省点で、ぎちぎちの予定を組むことを意識的にやめないといけない。と思いました。

2015年10月18日日曜日

推薦状でのできごと

最近、推薦状で書いてもらう事、書くことの両方を経験しました。

書いてもらった事①:
 これは幾つになってもかなり気を使わないといけない儀式であるということに気づきました。あるチャレンジに応募したく、確認するとその条件に「学会の評議員からの推薦状」が必要であったからです。年齢的に最後のチャレンジなるということもあり、万全を期したい思いから、お願いできる先生に連絡をしました。 結果はだめであったし、詳細省きますが、他大学医局の先生から頂くことができました。昔だったらこんな事は無理だったのかもしれませんが、そういったことも
できる世の中になったのかもしれませんが、書いて頂いた先生に本当感謝しています。いつかその
恩返しできるようにしていきたいと思います。

書いてもらった事②:これも所属に関係な先生から頂いたものですが、以下のようなケースです。
面識が少しはある外国の先生にコンタクトをとることがあったのですが、そのリアクションがはっきりしない、つまりいい返事なのか悪い返事なのか、といったことがわからない時期があったのですが、そういったことを相談しますと、それだったら推薦状を書いてあげましょうということになりました。 活躍している先生からの後押し効果、ということになるのですが、コネクションというのは外国の方となにか話を進めていくにはやはり大事な気がしました。

書いた事:これも2つ経験しましたが、まとめて。1つは大学推薦枠で会社に学生を推薦する場合です。これは、その人を推薦するというより、大学の推薦があるのだから内定をもらった場合、他に行くことの無いようにするためのものだということでした。もう一つは、大学院進学のための推薦状。 大したことではないのですが、書き方がわからない、また締切ぎりぎりに依頼されたということもあって、自分で作成しました。今まで推薦状というのは、自分で作成してサインもらうという気持ちでしたが、自分の研究室に入ってもらうためにその学生を褒めちぎる、面白い気分を経験しました。

2015年10月16日金曜日

偶然発見した統計ソフト、作成したのは”ゲームセンターあらし”の作者!

どうやって発見したか忘れましたが、オンラインで統計処理をできるソフトを探していて偶然あるサイトにいきました。

「こんにちは統計学」です。結構むずかしめの統計解析ができそうだったので、それだけでも嬉しかったのですが、同じページに”ゲームセンターあらし”のイラストが。

なんでか調べてみると、その作者でした!しかも勉強して在学中に専門でもない統計の授業を履修した一環で自分で作成したということで本当すごいなぁと思いました。

今は早稲田大学で教育にも注力しているとのこと。才能がある方はすばらしい。

2015年8月25日火曜日

インタビューの経験をしました。

  今やっている仕事のインタビュー、そんな機会いままでありませんでした。大学の広報誌ではありますが、一応部長クラスの方から推薦してもらってのことなので、なかなかないチャンスです。結論からいえば、なかなか面白いものだと思いました。インタビューする方、外注されていてそれ専門の方でした。お会いするまでにいろんな情報を検索して、自分の事を調べられていました。
そして、こういうことをきいたら、引き出せたらという質問をしてきました。また、聞かれたことすべてについて答えなくていいですと言われているのに、答えてしまう。そんな感じがありました。
 1時間程度でしたが、出来上がったものをみてみると、大変興味深く仕上がっておりました。取り組んでいることに興味を持ってくれる学生が増えればと思います。

2015年8月16日日曜日

施設訪問の次に考えること は、 ”Proposal” です。 が、大変です。

そうこうして考えると、学生時代から数えれば、いろんな病院、
また研究施設に見学をすることができるようになってきました。
しかし、見学までだと、”ふーん””面白かったな”で終わりです。
やっぱり、なにかしらのレポートを作ったほうがいいのではないかな
と思います。自分ができているわけではありませんが、気になった
こと等を、いつかだれかに伝えるつもりで残しておくと、整理にも
なるでしょう。
 これでもまだ不十分かもしれません。見学した先ともう少し継続
させたいといった時には、なにかやりたいことの意志表示が
必要になって来ると思います。それがProposalになります。
日本語訳は”計画書”になりますか。これを用意することを求められます。

例えば、一回行った見学先に、また来たいんだけど、例えばなにかしらの
で、とか漠然と話したときに、「Proposalはできているのか」と
聞かれる、ということです(かなり近い実体験をしました)。
Proposalのサンプルを検索すると、たくさん出てきます。
研究費を獲得する前の研究計画書レベルだったり、A41枚でまとめていたり
と用途に応じて量は変わるのでしょうが、自分の意見について
どんな背景があったからこう考えている(しかも印象でなくてエビデンス
を必要としたりします。)というのも必要で、論文みたいです。

論文書かなくても、Proposal、またそこに至る、
整理が必要であるということを伝えたい、という話です。

2015年8月14日金曜日

整形外科医 海外施設訪問 の結果

 先月学会ついでに、日本で行われていない手術を見学したく、
会社に連絡をとって、その学会場近くの病院の先生を
紹介してもらうということをしました。
話をもっていくときに、その他大勢のものではないんですよ、
というのがうまくアピールできればこういったことも
できるという経験です。

が、手術はぎりぎりになってキャンセルになってしまいました。
こんなこともあるので、手術見学は100%でない、という
当然のことも再認識です。

 それでも、モーチベーションを少し落とす程度にできたのは、
会いに行くついでに、その先生と共同研究をしないかと
相談する予定だったからでした。シチュエーションとしては
病院に行く、自分の部屋に通してもらう、会話開始っていうことに
なるので、一般的な「パワーポイントでのプレゼン」だけ
できるようになるだけでは、今後はだめだなと思いました。
向こうのいう事で話は、よく分からない方法にいくことも
あるし、こういう話しようかなと思っていてもそれについて
あまり興味をもっていないと、そこから話を持っていかないと
いけません。意味がわかってもらえなければ、図を書いて
説明したりしないといけません。
結局話に行くというのは、当然雑談しに行くのではないので
最終どんな話をして、相手にどういうアクションを起こさせないと
いけないか?になるのでこれも交渉術なのだなと思いました。

 端的に言えば、その外国の方圏内と日本人圏内では、手術の
部分がそもそも形状が異なるのかどうかを調査していく話なのですが、
プロトコール的には少し厳しい気がしています。

 他、主催学会の大学の見学ツアーみたいな記事を偶然、
学会会場で見つけ(本当に小さく書かれてありました)、
見学もさせてもらえました(実際見学に来たのは、私ともう一人のみ)。

 学会参加ではさまざまなオプション行動を検討できるかも
しれないという一例です。

2015年8月12日水曜日

学部学生を学会発表させる は、役に立つ経験!

先月の話ですが、自分のゼミから 学部学生に学会で発表させるという経験をしました。 今までいろんな学会で学生の発表というのを 見てきましたが、満点ではないが、合格点は 上げられるかもしれないな、と思いました。 自分で発表すれば、どってことないものですが、 やってみてもらうという託す経験を積めるのは 自分にとってもいいことかもしれないと思いました。 道のりは険しいですが、小さなことから 積み上げていくしかありません。

2015年8月10日月曜日

”プレゼンは「目線」で決まる”この本むちゃくちゃいい! 今年一押しプレゼンの本!

今確認すると、9つでしたが、カスタマーレビュー全て5つ星です!

今までプレゼン本というと、いかに話したいことを整理して、わかってもらう
ようにするには、という内容の本が多かったと思います。しかし、
この本はその前提に、まずスライドの見てほしいところを見てもらっていない
限り無理だということから、どう目線を誘導するのか から書いてあり
とてもためになりました。今度、自分で開発した機器を展示会で発表する機会が
あるのですが、そのスライド作成に大変参考になりました。

回し者でもなんでもないのですが、一押しです!




2015年8月7日金曜日

「医者は病院の外にでよ」  メンターに会ってきました。

 先月かなりのいいことがあり(後日記載予定)、その原点回帰目的に、ある先生に無理にお願いして会って頂きました。 その先生が書いた本のタイトルが、この投稿の題目です。眼科のクリニックを開業しているのに、医師限定のSNSサイトを運営していたり、NPO法人を立ち上げ、医療のネットワークをつなぐお仕事をされていたり、新薬開発の研究所のCEOを務めていたり、素晴らしすぎてついていけません。海外展開もされているのでヘルスケア部門トップの先生であると思います。 出会いは、ごりごり自分の今後を模索してネットサーフィンしていたときに、特許を書いている医師 というのがこの先生でした(つまり勝手に出会っただけです)。特許明細書もアップされてました。この方の活動を見て自分も頑張らねばならないと思ったのでした。

 本にはアイディアが豊富に詰まっており、どこから読んでもためになると思います。

2015年7月10日金曜日

受託研究を獲得 きっと英語論文の効果です。

 今まで受託研究というのは、読んで字のごとくで、受託する内容が決まっていて、そういった企画を依頼されて行う研究と思っていましたし、実際にそういう形での受託研究の経験はあります。
 しかし、今回はダメ元で、自分のモチベーションや過去にこういったことで実績を積んできたということをアピールし、支援を依頼してみたところ、いろんな上の方の相談の結果、受託研究してくれることになりました。めちゃくちゃうれしかったです。

(2016年追記)
これは、やっぱり英語論文の効果、業績積み上げの効果であると思います。この生産能力が高いことは、一つの持ち味にできると思いますし、あのノーベル賞の山中先生も自著で語っています
(下記)。 受託研究は、一般勤務医でも遭遇できる経験の一つと思います。お金をもらえるということ以外には、ソフトウエアの貸与とか、実験支援、非発売品の使用とか多岐にわたりますが、いずれも経験してきたことです。またきっとなにをしたいかということを的確に相手に伝える実行力、
プレゼンテーション能力も必要です。


2015年7月9日木曜日

友人の”留学のすゝめ”の記事を読む

 最近思うのは、ちょっと未来で起こしたい、やってみたい(ないし単純に起こる事でも可)出来事に関連する人物、記事というのは、すでに過去の時点で会っているとか、経験している、耳にしていることだなぁと思います。起こるべくして起こる、会うべくして会うという感じでしょうか。全てがなにかの予兆とまでは思いませんが。

大学の友人で超長期に外国のラボで活動している先生が、下記のサイトで原稿を書いたという
Facebookの記事があったので早速行ってみました。

留学のすゝめ

主には研究留学で外国に行っている、ないし行った先生の体験を基に同じ轍をふまないように
すること、セットアップで行う事、そもそも留学についての意義を明確にしたいときに考える事
等が書かれています。まだ完成していない(次々と掲載予定)状態ですが、今からそういった
ことを考える人にはプラットフォームになりうるのではないかと思いました。これらの記事から
リンクしている、

全世界日本人研究者ネットワーク

というものも見つけました。さらに、研究留学に関するアンケート2013はすごい価値があるのでは
と思います。
でも、整形外科医で留学というか海外へ行ってみたいという場合、臨床にも直接リンクしている
内容のほうが興味があるように思うので、まだまだそういった情報の拡散は必要なのではないか
と思っています。そもそも研究留学、臨床留学以外でだって意義ある活動というのがあるはず
で、そんな活動をしていけたらと思っています。

2015年7月8日水曜日

道端で原稿依頼うける

 先日、同窓会として所属させてもらっています大きな組織の催しに参加してきました。体調も悪かったのですが、この会のために大きな額の徴収を受けておりますので、少しでも元を取ろうという気持ちで臨みました。
 ちょうど送迎バス待ちの時に、その専門分野で重鎮クラスの先生に声をかけられました。今度こうこうこういう企画で特集を組みたいので、ぜひ執筆をお願いしたいという内容でしたので、引き受けることにしました。10年以上の先生に認めて頂けたのは大変うれしいことで、今までの英語論文作成なども評価の一つになり得ると思いました。つまり書くだけなのに、1つキャリアを上げられる効果が絶対あります。

 会自体はとても大きく、この組織でご活躍されている先生方はただただすごいなぁと感心させられました。そんな中印象に残ったのは、もうすでに御年80代半ばの、それはそれは長きに渡り統制をしいていた先生が、「裃(かみしも)を気にせず、好きな事をしなさい」と言っていたことでした(しつこく3回繰り返していました(笑))。

全く同感です。ただ好きな事イコール楽な事ではないという難しさも存在します。

(2016年 追記)
結局、これは年末の記事につながる話になります。

2015年6月18日木曜日

交渉力が上がったことを確信 学内Competitionでのできごと

   まだ最終的にどうなるかわかりませんが、今回大学内の比較的確率の低いCompetition
にトライすることにしました。まず学部内の選考で1位とならないと元も子もないのですが
強敵が現れてしまいました。勤続年数も、年齢も、業績(いや業績だけは同じくらいかも)
で上であり、主任レベルではその人を1位にという話が優勢だったので無理かと思いました。
しかし選考にはローカルルールが結構多く、根拠となるものもなかったので一度
当事者同士の対話のチャンスを作ることにしました。
 交渉では、以前本を紹介しましたように、今置かれている立場の確認、ミッションは
なにか?MaximumとMinimum目標の設定などが事前に必要になってきます。
また一見、2者択一のようなものでも、3番目の選択肢が常にあると思って話を進めて
いかないといけません。
 幸い話し合いの結果、ベターチョイスが見つかりました。もし、対話なしで、
公の場でで多数決、という取り決めにしていたら、当然、勝つか負けるかのみであるし、
勝っても負けても相手側と軋轢が生じそうです。まだしばらく同じ職場にいるつもりですので
無駄な衝突は避けたいところでした。最終的には、自分の方が圧倒的に大きい要素が
あり、比較的双方納得の上でこちらが優位な状態となり学部内の選考は終わりました。

今回の経験から、交渉力で話の流れが大きく変わることを実感しました。また、準備できる
ことはできるかぎりやっておく、そのおかげで、偶然運を引き寄せることができたのだと
思います。

(2016の追記)
 スムーズなクロージングをしたからか、今ではときどきお会いしたら話をすることまでできるようになったので、ネットワーク構築の観点からは、論破しなくてよかったと大いに思います。

2015年6月16日火曜日

国外ベースのAWARDに応募

   国内ではこれまでに「~受賞」という経験がありますが、海外は一つもありません。
なのでダメでもともとの気持ちで1つ応募してみました。これはあるコンピュータ
ソフトウエアを使用した研究全てが対象なので、医療分野に限定されません。なので
獲得のチャンスはほとんどないのかもしれませんが、他分野の情報を吸収するチャンス
となり視野が広がります。またどのくらいの時間で仕上げるかの時間配分の
トレーニングには役に立つと思います。新しいことをしようかと思う場合、なにかを
犠牲にする必要があるかもしれませんが、犠牲にしたくない場合は、生産性を
上げるしかありません。

2015年6月14日日曜日

微笑みの国から留学生来日


 こんな交流することになるとは思いませんでした。同じ学科内で退官された先生が
留学したことがきっかけで、向こうの大学のインターンシップの一環として、
5名の学生が学科に留学することになりました。いろんな理由でホストとなれる
教員はたったの5名ということがわかり、せっかくなので2週間担当させてもらう
ことにしました。
 病院でリハビリテーションを見学してもらうこと、またメーカの方にお願いして
整形外科関連のレクチャーを英語でしてもらうことなどの企画を立てました。

自分の研究室の学生にも積極的にまかせるように時間を組みました。英語が全く
話せない者もおりますが、刺激にはなるかなと思います。 自分にとってもこれほど
優勢に会話できるチャンスはないだろうなと思います。

2015年5月14日木曜日

海外研究施設訪問 における 先駆者先生の紹介

結構いろんな施設訪問が自分なりにできていると思っていましたが、やっぱり上には上がおります。その紹介をさせてもらいます。
だいぶまえにこのサイトでとりあげました、

「博士号とる?とらない?徹底大検証!―あなたが選ぶバイオ研究人生」

の作者の先生、白楽ロックビル氏です。御茶ノ水大学名誉教授先生です。
その先生が作成されるホームページ偶然発見しました。
タイトルもそのままで「世界の大学、研究所」となっています。

35か国 56大学 16研究所 という膨大な数字です。
サバティカル半年で、26大学6研究所というのも圧巻です。
詳細なレポートがあったりします。

嬉しかったのは、上記の本を書いた氏に再会(再遭遇?)できたこと、
また、あまりに嬉しくメールしてみると、すぐ返事を書いてくださり
”隊員”と読んで頂いたことです。(このサイトはよく見ると、
宛先が世界の大学・研究所調査隊本部となっているからです。

次検討しているところの写真が豊富にあり、とても参考になりました。

上の本も面白いので、医師初期の方にはお薦めの本です。





2015年5月11日月曜日

海外研究施設訪問雑感

今年年初の試みで書きました、海外研究施設訪問について先日1つ行ってきましたので、気になった点を書きとめます。どなたかの先生の参考になればと思います。

日時決定
今回のようにフリーでアポイントを取って進めていく場合、時間決めからしないといけません。これは日本においてもそうですが、多数参加の場合、かなり煩雑になります。参加(今回の場合“面会”を意味します)してくれるかどうかもわからない状況の中、全員の先生をCCして決めていく必要がありました。最初は高望みし、相手側が調節してくれるのかと思っていましたが、反応が遅い場合は、こちらで決めていくしかないように思います。面会したい先生を日にちごとに分け、およそ1時間単位でお話しさせてもらうようメールしました。そうするとようやく都合の悪い先生からもコンタクトが入るようになり、微調整するだけでなんとかスケジュールを決定しました。どれくらいの時間割いてくれるか、また決めておいて話すことなかったらまずいなとか思うと時間設定もできませんが、
面と向かってのお話しの場合1時間くらいが適切でないかなと思いました。

面会での内容
上の話につながりますが、スケジュールしていく際に、どんな感じのことを話したいか
決めておくのは一案だと今回思いました。もちろんフリーで話が進みますので、それどおりにはならないかもしれませんが(向こうが話したことで聴きたいことがでてくるから)、
最低限話をしておきたい、聞いておきたいことを決めておくと話の進行を修正したりするときや、あっ少し間ができてしまったなというとき安心して取り組めると思います。
失敗したこととしては、なにかはなしたいことまですらすらいえないから書かれた書類でなんとかしようと思っていたのですが、そんな資料を見る時間がありませんでした。こういったときに役立つのはスマートデバイスなのでしょうが、自分はPCしかもっていかなかったので、その辺は苦労しました。聞きたいことを英語で言えるようにしておいたほうがいいと思います。要は準備はかなり前から必要だと思いました。でもただでさえ通常日常も忙しいはずなので工夫が必要かと思いました。

話をしたい内容ではないが押さえておかないといけない内容
自分が何者であるかの自己紹介、もし事前にCV送っていたって、みてはいないことのほうが多いと思うので凡そのヒストリーは伝える必要があると思います。興味がある分野、なんで興味があるか、今までその分野でなにしてきたか等
同じ専門の分野の先生と話をすることがあるとき、手術件数とかが話題になることありますよね?そういった数字も記憶しておかないといけません。また所属している大学の規模、学部数、各学部学生数を聞かれたり、はたまた住んでいる地域の人口規模とかも聞かれることがあるのではないかと思います。これらは日本語での表現と異なりますので(1万と言わず10千となること等)一度でも口に出しておくといいと思います。


トーク
 行く前にセミナーをお願いされていたのでこれを作成するので精一杯でした。しかし
作っておけば、またのとき役立ちますので、そうやって効率を上げていくしかないのだと
思います。0から1は大変ですが、1から2は少し楽なはずです。今のところは与えられた時間が決まっていてそこに何個か自分のやってきたことを詰め込むことをする方法で
行っていますが、時間調節も数を調節すればいいので便利かと思います。
また、依頼されたテーマ+αが喜ばれる気がして、直接そのテーマに関係なくても
今取り組んでいる研究の話を1-2枚紹介するのは、メインテーマがぼやけない程度でありいいように思いました。
いろんな質問があり、わからないこともありましたが、そういった経験を重ねていくしか

ないように思います。

展望
 どこかにExchangeの拠点を自分で作ってみたいとは思うのですが、英語環境に自信をもって送り出せる環境が日本では作りにくいというのが越えないといけない壁かもしれません。今回も留学関連の話も打診してみました。これについても事前準備が必要だと思いました。しっかりした結果を残すには、そのための計画が大事であり、ここではそういった受け入れのためにはまずはProposalの作成をするよう指示するということがわかりました。行かないと実際はわからなくても、得られる情報を基に実現可能なことかを判断し、計画まで立てていく必要があると思うと、なかなか大変なことであると思いました。

その他

 今回自分でコンタクトして行けたことには満足しています。しかし、もともと所属していたところでの活動などを評価してくれたことなどが影響したと考えられ(つまり大きな流れの一存在として認識してもらったので)、ぱっと連絡してさっと見学にいけるという事は普通ではあまりないのかもしれません。

2015年5月8日金曜日

"待ちに待った瞬間がついに日本にやってきました…"だそうです。英文出版会社の雑誌1か月購読無料の話

”待ちに待った瞬間がついに日本にやってきました…”とは大げさな話だと思います。メールの件名がそうなっていました。
 比較的大手のアカデミックジャーナル出版会社の、テイラー&フランシスがこの5月だけですが、
出版雑誌すべてを無料購読にしてくれるそうです。
オンラインでアクセスし、読みたい(ないし読みたいかもしれない程度でもいいのではないでしょうか)雑誌にアクセスしPDFで落とせるようになっています。先に登録が必要ですが、

アクセス先

https://www.tandfonline.com/action/registration/

その会社からのメールにもありますように、5月は検索月間にしてもいいかもしれないです。


2015年5月6日水曜日

英語論文を書くメリット 世界の誰かが自分の活動に気づきます。

 昨年採用されて、最近Publishされた論文に対して、知り合いの外国の先生から連絡が届きました。 御世辞でしょうがExcellentだとか書かれていました。おそらくその方の論文を引用していたからなのでしょうが、特にその先生に、この論文のことを伝えていませんでしたのに、20歳ぐらい上の先生から連絡を頂くのは嬉しいものです。日本人先生どうしでも、その方がどんな論文を書いているか気にして、こんな発表していましたねという話をすると喜ばれるので、この辺りは万国共通の話かと思います。
 論文がPubmedに載らないものであると意味がないかもしれませんが、Pubmedに載る論文の中で、その載らない論文を引用するということで、そういった論文でも輝くチャンスが与えられます。もう一つついでに言いますと、日本語の論文なのに、雑誌名が英語だったりすることから、その論文を引用している先生もおります。「Oip OoinO」です。こんなの引用するか、とか思いましたが、今や電話帳サイズになったこの学会誌を利用できるなら利用してもいいかもしれません。

 誰かが自分の活動に気づいてくれるというのは、仕事のやりがいにはなるかと思います。


(2016年 追加)
下記が今まで読んだ英語論文作成のための本で一番効果があったと思われます。是非一読を!


2015年5月1日金曜日

また新しい話が外国から。リモートでセカンドオピニオンする話。

 最近では、よくオンラインの雑誌の会社からEditorial Boardになってくれませんか?というメールが届いたり、学会の講演の依頼のメールがあったりして、慎重に判断しないといけない状況になっています。
 その中で比較的斬新で聞いたことのなかった話がありましたので、その紹介をします。
臨床的アドバイスをオンラインのFace to Faceで行うという仕事のようです。メールにかかれたリンク先いきますと、一般以上のQualityのサイトだったりします。今、世界中で様々な病気にかかっていて、担当の医師と治療について進めて行っているが、本当にその方針でよかったのか悩む患者というのは多いとのことです。
 そこで、一意見(MDでなくてもいいと書かれています。たとえば薬の事だったら薬剤師のような
方でもいいらしい)を患者さんとオンラインでお話しするというシステムらしいです。しかもコンサルテーションの金額は、ある程度の枠で自分で決定するというようなことが書かれていました。
面白いけどその責任とかもあるだろうし、どんなものかと今のところは様子をみています。
 このついでに、日本のセカンドオピニオンの金額調べると相当な金額でした。

2015年4月20日月曜日

仕事の効率を目指すならマストアイテム スキャナ PDF化して管理

 以前書いたモバイルプリンタに続く些細な話の一つをさせてもらいます。
どんな仕事をしていても、紙媒体の仕事はまだなくなっていません。ほっておくとどんどん資料は残り、一定期間たって整理する時期に埋もれた資料を発見することも少なくありません。どうせそんな扱いになるのなら、要る要らないにかかわらず原本すててもいい資料(たとえば、なにか自分宛に送られた案内の資料とか、とりあえず紙にメモする必要があったもの)は全て下記にあるスキャナに取り込んでいます。
 資料の整理のとりあえずは時系列、という過去に流行った本(野口悠紀雄氏の”超勉強法”だったか、”超整理法”だったか。すいません忘れました。下にリンクはさせました)を基に、そのまま
スキャンした日付順にファイルを置いておきます。一覧として表紙は表示されていますので、およそ何の資料だったかわかります。これを上述の”一定期間たって整理する時期(そろそろ整理しないとわからなくなりそうだと思う時期)”に片付けてもいいですし、そのままおいておいてもスペース上は特に問題ありません。
 最近では、教科書のスキャンもしています。これは細断する手間とかを考えると、コピーした後スキャンということようにしています。コピーの手間はありますが、これは誰かに代わりにしてもらえる方はしてもらえるでしょう。自分の場合、学生、研修医時代になんでもコピーしておいておこうという習慣がついているので苦になりません(200ページくらいの物だったら5-10冊別になんとも思いません。そういったときに耳は空くので、何かを聞きながらするとさらに苦になりません)。こうすることで重い、かさばる資料を持ち運びしなくてよくなります。
 今のスキャン化したPDFファイルは、画像がコピーできるのは当たり前ですし、文章だったら文字としてコピーできます。あとはPDFのファイルをフォルダでまとめておけば、PDFを開かなくても、そのフォルダ内で文章をキーワードで検索すれば、そのキーワードの含まれたファイルだけを抽出できます。たとえば(自分はやっていませんが)、抄読会での資料をすべてスキャンしておき1つのフォルダで管理しておけば、時間経ったのちあるトピックだけの資料を整理したいといったときに
それを含める資料だけが検索されます。
 知っている方には当然の話です。しかし、最近このIT格差も結構激しくなっている経験をしたので
半分以上の方には役に立つ話かと思います。

2015年4月14日火曜日

特許出願の報奨金は? これでは職務発明にだれも取り組まないのでは?

 先日お話ししました、特許出願関連につながる話です。今までにないものを作成しようと思い、ようやくプロトタイプが完成したのですが、その構想から実際作成するという段階に来るまでに2年ほどかかりました。 自分の研究に関わるものであったので、当然職務発明として進めることになりました。その際に特許の出願だけすれば、現在在籍する大学の基準ではいくらか報奨があります、と言われたので一度確認しました。

なんとたったの(と言っては言い過ぎでしょうが)1万円でした。安い!しかもそこから特許として認められるステージにいっても、2万でした。これではなかなか発明していこうという雰囲気にならないかもしれません。 昨年くらいに雇用者の職務発明の扱いは悪くなりました。

でも、とりあえず特許出願に持っていける話になれば、当然弁理士さんとの話し合いも大学が負担してくれますし、出願料も、審査請求も、負担してくれます。さらに、発明品をなんとか関連の企業とつなげていくための様々な催しへの参加も負担してくれますので、付加価値のほうでよしとする考えも当然あるとは思います。


2015年4月12日日曜日

当直室も移動型オフィスへ早変わり モバイルプリンタの利用

 特に破天荒でもないかと思いますが、聞いたことがないので記事として残します。外病院で当直をされる先生もいると思いますし、ネット環境も10年前くらいと比べると整ってきた感はあります。しかし、常勤先と異なる点はやっぱりあって不都合なこともあると思います。
 単に要領の悪さから来ているのかもしれませんが、今回どうしても日にちが押し迫っていて、印刷して郵送したいのにその時間が確保できない、といった事態が生じたので標記のことを試してみました(言い訳になりますが、1つ1つのタスク内容は大した事なく、”聞けばちょっと前にやっておけばいいのに”レベルですが、これが何個も続いて期限も余裕がない場合、こういった事態になる可能性はやっぱりあるように思え、まだ時間の管理不足だと思います。反省。)
 モバイルプリンタは、

Canon キヤノンインクジェットプリンタ PIXUSIP100 モバイルコンパクトプリンタ


になります。海外留学していたときもこれが仮の住まいでの常設プリンタとなっていましたので
かなり重宝しています。
 これにてほぼ寝当直の当直室が、一人オフィスに早変わりです。印刷のスピードは遅いですが、
印刷して複数のところへの郵送の準備が整いました。封筒もはさみもノリも持参。パソコン内のデータをFAXしたりすることが可能にはなりましたが、紙媒体の対応がなくならない限り、持ち出せるプリンタの存在はありがたいと思い、これで1.7-1.9万くらいの価格なのでお買い得だと思います。

2015年4月3日金曜日

医師による医師のための特許活動 まずは「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」から

特許活動とあいまいな表現をしたのは、特許の手続きをすすめようかと検討しているが、かといってそれがすぐさま特許取得→役に立った結果金儲けになるといった間違ったイメージを払拭したいからだったりします。
 医師として日々過ごしていてこんなものがあったらいいのになぁということに出くわすこともあると思いますが、それを最終的に製品にしたいとするとかなりハードルが上がる話になります。
 自分で作れるのか、誰かの協力がないと作れないかにまず分けないといけないかもしれません。後者だった場合でそれが企業・会社だったりすれば、利益が発生しないといけないので、会社負担で話が進むことはまずないのではないかと思います。企業それぞれの事業計画がありますから、その軌道上にない場合断られることがほとんどなのではないかと思います。また、そんな新しく思いついた話をそのままでされると、開発部門のある会社も嫌がる可能性があります。もし、たまたまその会社が後でそのような製品を開発しようとしたときに、話をされた先生に「それ、私のアイディアでしょう?」などと言われたら困るからです。
 こういったことから、自分で作るにしろ、誰かの協力を求めるにしても、最初にするのは、特許相談ということになると思います。 自分の思いついたことに新規性があるのかないのかなどを調べて、新規性があるなら特許出願だけでもしておくということが必要かもしれません。このステップをせずして学会で発表したりすると、その発表のせいで新規性を否定してしまうことになりかねません。今までの特許にどんなものがあるか調査するのは、“特許図書館“というものだったのですが、このサービスが変わり「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat」というものに変わるそうです。検索すれば関連した特許情報を調べることができます。久々こういった活動をする予定です。

2015年4月2日木曜日

大学コンソーシアムを利用して他大学の学生から履修手続ありました。

 大学教員としての活動として、医学部でしたらほっておいても学生人材の確保に問題がないと思いますが、医療関連となると結構しのぎをけずらないといけない状況になってきていると思います。こういった学生人口減少の対策のために、資格の取れる学科・学部の新設は乱発しているように思います。新しい大学の設立より、中身を改組するほうが簡単だからかもしれません。こういった流れから看護師では10年後は余ることが予想される記事を昨年読みました。理学療法士・作業療法士の資格を取れる学科も多くなってきていますから同じ流れが生じるかもしれません。
 こういった中、すでに大学に入った学生も、4年間をどう過ごすかといったことを考える流れになっているそうで、興味のある知識を取得したい、でも所属大学にない、といった場合、一つの解決策として大学コンソーシアムというのがあります。同じ地域の大学同士が連携を組んで何かしらメリットを考えるというものですが、その一環として、学生の希望があれば、他大学の授業を聞きに行けて単位も自分の大学のものとして認めてもらうという制度があるようです。一名だけですけど(最終的には3人)、地域隣接の全国的に有名な大学の学生さんから自分の授業の希望がありました。クオリティを挙げて行かないと!という気持ちになりいい刺激になりました。感謝しています。

2015年3月22日日曜日

金融情報提供してくれる整形外科医先生のセミナー行きたいけど断念する

 整形外科医の先生の中でブログを書かれている先生は、結構いるのではないかと思いますが、とある群を抜いてQualityの高い先生のブログで金融系のセミナーが開催されることを知りました。整形外科医のブログで、金融系となると、2,3個に絞られますし、”資産”と”整形外科医”で検索するとすぐ出てきます。
 しかし、参加費が5万くらいすることで完全に躊躇しました。その先生の提供するマニュアルを購入していればこの値段が3万なので実質2万ということですし、購入していない場合にはこのマニュアル代金は含まれるので、実質2万なので申し込もうかと思いました。でも、最終的にまだ定員は満たない段階でやめることにしました。というのも、検索していくと、この先生のブログなのではないかと考えられる、不動産投資のブログを発見したからです。コンテンツの順番が、そのマニュアルの目次とほぼ同じでした。全くこういったことに不勉強の自分としては、これを勉強してからでもいいのではと思ったからです。
 この先生のブログは、2年前くらいに見つけ、生き方などがとても参考になり、結構見ておりました。惜しみない情報提供を毎日されており、圧倒されておりました。これからも参考にさせてもらいます。

2015年2月21日土曜日

海外臨床施設の見学は自分で開拓しよう。続編 ”おまけがついてくるかもしれません”

 前回の海外臨床施設見学の事でで調子にのり、今度は別の海外研究施設にもコンタクトとってみました。お返事が来るまで時間かかっていたので、やっぱりダメだよな。と思っていましたが、結果的にはOKでした。返事が来るかどうかについては、全く関わりがない場合、きっとだめなのかもしれませんが、メールの文面で特に印象付けられる何かが含まれていれば、了承してくれるように思います。 この辺りはまた別の機会にまとめたいと思いますが、昔、日本医事新報ジュニア版で、”ある医師が、臨床留学をする際に、研修先を見つけるのに、100通手紙出した”っていう記事を読んだことが、多分励みになっていると思います。その当時100通って大変だったと思いますが、いまなら、メールアドレス100個調べて一括送信できるかもしれません(さすがに宛名のことがあるのでここまでの横着はしたことがありません)。
 
 お返事頂いたのはいいのですが、ちょっとおまけがついていました。
「Would you be interested in giving a talk to our research group on your work?」です。要は来たときに何かレクチャーできますか?、ってことなのですが、できた方がいいとは思いますが、なかなかのハードルの高さです。 以前ある日本の施設の見学をしたいというときにも言われましたが、これは、研究室見学の際には、至極当たり前のやり取りなのかもしれないと思いました。 行った際にコミニュケーションをするときに比較的短時間で自分がどんな奴であるか印象づけることができるようにも思えて少し頑張ってみる気になっています。


2015年2月7日土曜日

海外臨床施設の見学は自分で開拓しよう 

 学会、講演会などで、今まで知らなかった手術手技を見聞きするのは、新鮮な気持ちになります。そういった時に、直接その手術が見学できるのであったら行ってみたい、と思ったらその先生のことを今まで全く知らなくても声をかけてみるべきです。
 行く予定を立てただけで、まだどうなるかわかりませんが、こういった試みは海外であっても通用するかもしれない、といった話が今回の話です。

2年前にとある施設で日本に導入されていない手術機器を見ることのできる機会がありました。いったん忘れていたのですが、日々の臨床で遭遇する患者様などを見ていて、そういえばそんな手術があったなぁと思いだし、俄然興味が復活してきた際に、思わずそのメーカー会社にメールしてみました。日本に導入されるのかどうか?今度こういった学会に行くから、その近くでそのデバイスの
手術している先生がいたら教えてほしいのですが?と聞いてみました。

すぐ連絡があって、近くの医師を紹介してくれました。今のところ日本未導入で検討もしていないそうなのですが、いずれ導入されるのではないかと勝手に思い、そのために先行してなにができるかを研究とかできたらいいなと思案中です。

2015年2月6日金曜日

英語論文 作成のための英訳サービスの効果

 少し前の話ですが、自分の上司にあたる先生方の英語論文の量が多く、本当は書いていなく英訳サービスを使っているのではないか?ということを聞かれたことがあります。当然使用していなかったと思うのですが、今回初めてそういったサービスを使ってみました。

「”自分の仕事を、お金で買うことができるか”、という問いに答えたのです。」、と言いたいところですが、そんな理由からではありません。大学の研究費執行の都合上、予算項目の変更ができないため、英文校正に結構な額を用意したが、比較的安価な会社を見つけたため、かなりの額あまってしまった。というのが本当の理由です。
 年度内に執行しないといけないという時間的にも非常に苦しい状況でしたので、和文ですら完璧でない状態でお願いをすることにしました。

 翻訳者、クロスチェッカー、ネイティブチェッカーの三段階が英訳のフルサービスで、この場合だと一文字20円くらいになります。自分の英語を直すため、英文校正をする場合に必要な額は論文1本で5万ほどとしますと、それより1.5倍くらいはするのではないでしょうか。だけど、Google翻訳みたいな、単語同士の訳ではなく、一文ごとで意味をくみ取って訳されているようだったので、たのんでもいいものだと思いました。
 
 ただ金額の問題があって、ここに使うなら他になにかを購入できるという研究費であるなら、そうしたいので、やっぱり英文少しくらい書ける能力はあったほうがいいと思いました。

2015年1月20日火曜日

おすすめの国外整形外科学会のEFORTは少し狭き門になってきています。46%!

 まとまりのないある海外学会のはなしです。

 大学等研究機関でない限り、臨床整形外科医にとって学会に参加するというのはアカデミックな目的のついた一つのリフレッシュ時間だと思います。最先端の情報を吸収し、日々の診療にフィードバックするというのは大事なことでこの目的のためだけですとどうしても、アメリカ整形外科学会(AAOS:American Academy of Orthopaedic Surgeons、本当はAOAというのがアメリカ整形外科学会なのですが、こちらは指導医メインの学会で日本では重要視されておりません)に行くことが大事だと思われますが、旅行気分も付け足したいという先生方は、EFORTに行かれていると思います。
 EFORTは、The European Federation of National Associations of Orthopaedics and Traumatology の略で、こちらも正しい訳を無視すれば、欧州連合整形外科災害外科学会
という感じになります。 実は、ヨーロッパ以外の国で一番多いのが日本であるぐらい(誇張しています)日本人の参加が多いです。 EUの設立の1993年からスタートしていて最初は1年おきでしたが、2007年から毎年開催されるようになり今年で16回目となります。

 共同研究している先生にこの学会があることを紹介したこともあり、今回は自分自身の参加の予定がなかったのですが、その先生の日本の学会に提出する抄録を英語にすることでContributeし、無事採択されました。
 今年は3912の演題投稿があって1816演題しか採択されない状況で、標題に示しましたように46%で結構厳しくなっている印象を持ちました。以前参加した時はもっと簡単に採択されたような感じです。母国語でない国の整形外科医師の発表となるので、微妙なアクセントはあっても比較的聞きやすい英語であり、これこそがグローバルイングリッシュ(単に母国語が英語の方には気を使ってゆっくり話してもらいたいという自分の希望をこめたもの)だと思いました。

Contributeというのは、日本語抄録の英訳でした。日本語の文章がまとまっていたこともあり、1時間もかからずに、作成しました。 これは、抄録程度だったら、使われる英文のパターンも似たり寄ったり、今まで作成した論文のどこら辺を使えばいいかだけによるので、英語力ではないと思います。だけど、これらも英語論文の効果とは思います。


2015年1月14日水曜日

英語論文 で採択率が上がるかも。 考察で盛り込みたい”Review”の表

 昨年に書きました採択論文 がE-Pubされました。 ただの印象でしかありませんが、次のことは
ひょっとすると査読者にいい印象をあたえ結果的に採択につながっているかもしれない、と思ったことを紹介します。といっても整形外科英文雑誌のビッグ5には入る論文では、できれば盛り込むようにと指示されます。
 考察で、自分の結果が過去の先行研究ないし類似研究と異なったのか、それとも支持する結果であったか書くのは常套です。でも、先行研究と同じ結果ないし異なる結果になった場合の書くべき意見として、”過去の研究は症例数が少ないから(自分とは異なっていた。ないし症例数の多い自分の研究の方が質が高いという表現など)....”というだけの書き方では、折角その研究を調べたのに十分に利用できていないと思います。 
 共通項目をいくつか決めて、一つ一つの研究が一目瞭然の表を完成するべきです。そうすると
今までの報告が幾つある、結果どうであるなどが自分の論文を読みさえすればわかります。そうすると自分の論文の価値が必然的に上がるように思います。もちろん過去の論文が1つとか2つとかだったら必要はないと思います。査読者のコメントでも、まとめの表が良かったというものが多々ありました。

2015年1月7日水曜日

医師の海外活動 ついでの銀行口座開設 (少し前の話ですが)

 この記事は、なにかメリットがあることが実感できたときに書こうと思い、確か書いていなかった記事です。普段病院勤務をしている整形外科医が海外に出る機会というのは、一般的にはほとんどありません。夏休みをとって海外旅行に行く以外は、国際学会に発表するために海外に行く等でしょうか?そんな時を利用して銀行口座を開設したというだけの話です。
 結論から言いますと、メリットを感じておりません。なのでお蔵入りになりそうでしたが、完全にそうなる前に伝えておこうと思いました。
 調べてみるとおそらくいろんな国でそういうことができそうなことはネットでわかります。でも、開設はやっぱりその国によく行くなどの要素がないとほとんど意味がないかもしれません。他、海外とのやりとりで日本でない国に口座をもっていることによって、そこから送金したほうが日本から送金するより得かというところとかでしょうか?自分の中ではこれを持つことによって、積極的に金融に興味を持つことになれば...。とか思ったのですが。
 最大のメリットは幾ばくかの為替レート変動でしょうか。1ドルが80円くらいのときだったので、今はかなり円安になってきているので、円に換えれば少し利益があるかもしれません。

(2016年 追記)
他、海外の株式を購入するときにその国の口座を持っていてそこからの入金ができること、はめりっとのなのかもしれませんが大きくお金を動かさない限り、メリットにいくまでには時間がかかると思います。現時点では1ドル117円