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2015年1月20日火曜日

おすすめの国外整形外科学会のEFORTは少し狭き門になってきています。46%!

 まとまりのないある海外学会のはなしです。

 大学等研究機関でない限り、臨床整形外科医にとって学会に参加するというのはアカデミックな目的のついた一つのリフレッシュ時間だと思います。最先端の情報を吸収し、日々の診療にフィードバックするというのは大事なことでこの目的のためだけですとどうしても、アメリカ整形外科学会(AAOS:American Academy of Orthopaedic Surgeons、本当はAOAというのがアメリカ整形外科学会なのですが、こちらは指導医メインの学会で日本では重要視されておりません)に行くことが大事だと思われますが、旅行気分も付け足したいという先生方は、EFORTに行かれていると思います。
 EFORTは、The European Federation of National Associations of Orthopaedics and Traumatology の略で、こちらも正しい訳を無視すれば、欧州連合整形外科災害外科学会
という感じになります。 実は、ヨーロッパ以外の国で一番多いのが日本であるぐらい(誇張しています)日本人の参加が多いです。 EUの設立の1993年からスタートしていて最初は1年おきでしたが、2007年から毎年開催されるようになり今年で16回目となります。

 共同研究している先生にこの学会があることを紹介したこともあり、今回は自分自身の参加の予定がなかったのですが、その先生の日本の学会に提出する抄録を英語にすることでContributeし、無事採択されました。
 今年は3912の演題投稿があって1816演題しか採択されない状況で、標題に示しましたように46%で結構厳しくなっている印象を持ちました。以前参加した時はもっと簡単に採択されたような感じです。母国語でない国の整形外科医師の発表となるので、微妙なアクセントはあっても比較的聞きやすい英語であり、これこそがグローバルイングリッシュ(単に母国語が英語の方には気を使ってゆっくり話してもらいたいという自分の希望をこめたもの)だと思いました。

Contributeというのは、日本語抄録の英訳でした。日本語の文章がまとまっていたこともあり、1時間もかからずに、作成しました。 これは、抄録程度だったら、使われる英文のパターンも似たり寄ったり、今まで作成した論文のどこら辺を使えばいいかだけによるので、英語力ではないと思います。だけど、これらも英語論文の効果とは思います。


2015年1月14日水曜日

英語論文 で採択率が上がるかも。 考察で盛り込みたい”Review”の表

 昨年に書きました採択論文 がE-Pubされました。 ただの印象でしかありませんが、次のことは
ひょっとすると査読者にいい印象をあたえ結果的に採択につながっているかもしれない、と思ったことを紹介します。といっても整形外科英文雑誌のビッグ5には入る論文では、できれば盛り込むようにと指示されます。
 考察で、自分の結果が過去の先行研究ないし類似研究と異なったのか、それとも支持する結果であったか書くのは常套です。でも、先行研究と同じ結果ないし異なる結果になった場合の書くべき意見として、”過去の研究は症例数が少ないから(自分とは異なっていた。ないし症例数の多い自分の研究の方が質が高いという表現など)....”というだけの書き方では、折角その研究を調べたのに十分に利用できていないと思います。 
 共通項目をいくつか決めて、一つ一つの研究が一目瞭然の表を完成するべきです。そうすると
今までの報告が幾つある、結果どうであるなどが自分の論文を読みさえすればわかります。そうすると自分の論文の価値が必然的に上がるように思います。もちろん過去の論文が1つとか2つとかだったら必要はないと思います。査読者のコメントでも、まとめの表が良かったというものが多々ありました。

2015年1月7日水曜日

医師の海外活動 ついでの銀行口座開設 (少し前の話ですが)

 この記事は、なにかメリットがあることが実感できたときに書こうと思い、確か書いていなかった記事です。普段病院勤務をしている整形外科医が海外に出る機会というのは、一般的にはほとんどありません。夏休みをとって海外旅行に行く以外は、国際学会に発表するために海外に行く等でしょうか?そんな時を利用して銀行口座を開設したというだけの話です。
 結論から言いますと、メリットを感じておりません。なのでお蔵入りになりそうでしたが、完全にそうなる前に伝えておこうと思いました。
 調べてみるとおそらくいろんな国でそういうことができそうなことはネットでわかります。でも、開設はやっぱりその国によく行くなどの要素がないとほとんど意味がないかもしれません。他、海外とのやりとりで日本でない国に口座をもっていることによって、そこから送金したほうが日本から送金するより得かというところとかでしょうか?自分の中ではこれを持つことによって、積極的に金融に興味を持つことになれば...。とか思ったのですが。
 最大のメリットは幾ばくかの為替レート変動でしょうか。1ドルが80円くらいのときだったので、今はかなり円安になってきているので、円に換えれば少し利益があるかもしれません。

(2016年 追記)
他、海外の株式を購入するときにその国の口座を持っていてそこからの入金ができること、はめりっとのなのかもしれませんが大きくお金を動かさない限り、メリットにいくまでには時間がかかると思います。現時点では1ドル117円