ページ

2016年8月31日水曜日

海外の登竜門的 国際 整形外科学会 ORS (Orthopaedic Research Society), いつのまにか投稿料がありますね 

 整形外科医が海外の学会に演題を投稿してみようと考えた時、難しめの登竜門として、
ORSがあります。米国基礎整形外科学術集会とか言う名前で、ある旅行会社が参加を募ったりしていますが、特別”基礎”というわけではありません。おそらく日本の学会に沿った訳し方になっていると思います。特に大学医局に所属して、大学院進学を選択した場合、おそらく研究内容をまとめるいい機会だからなどの理由で、演題投稿が上司先生から求められると思います。

 久しくこの学会から遠ざかっていましたが(その理由としては、上司的先生の存在がなくなったこと、アメリカ行くぐらいならヨーロッパに行きたいとかいろいろです)、今年は演題を投稿しました(が、症例数も少なく、くちゃくちゃなデータを1つの抄録にまとめたりしており難航が予想されます)。しばらく投稿していなかったのでいつからなのかわからないのですが、投稿だけでお金を取られるシステムになっていました。がーん
 このORS学会の雑誌で、誉高い Journal of Orthopaedic Research (JOR と略します、なぜ誉れ高いかといえばインパクトファクターが一番高かったりしていたからです(現在Impact Factor: 2.807)も10年くらい前は、雑誌投稿に1万円ほどの投稿料を取っていた時代があります。基本的に無給で対応してもらう、査読者へ
還元されるのかわかりませんが、学会費の高騰と合わせて研究発表するだけでも大変な時代になりつつあります。
 学会で発表があるからと、日々の臨床から脱出目的にいく場合、対価が気になるところですが(もちろん補填してくれる病院勤務ならいいでしょう)、なかなか休みがとれない医師の場合、通常の休暇以外のチャンスとして、行ける能力(金銭的でなく、Superviseなしに執筆できる能力)が必要かもしれません。 

0 件のコメント:

コメントを投稿