ページ

2016年10月20日木曜日

緻密だ! ある整形外科 教授 募集の書類内容

新研修医制度のため、医局地盤がゆるみ...等の話は昨今、聞きなれた話ですし、そのため教授の地位は危うくなり、とか書かれていますが、フラッとみたサイトでの、ある大学の整形外科の教授への応募書類を見つけましたので、勝手に紹介です。

1.送付頂きたい書類
(1)推薦書 1部(別添用紙による)
(2)履歴書 1部(別添用紙による)
(3)業績目録 1部(別添用紙による)
(4)教育歴及び教育に関する抱負 1部(別添用紙による)
(5)診療実績の概要と抱負 1部(別添用紙による)
(6)診療実績表 1部(別添用紙による)
(7)研究の業績概要と抱負 1部(別添用紙による)
(8)科学研究費補助金・各種研究助成金等交付状況 1部(別添用紙による)
(9)手術実績一覧表 1部(別添用紙による)
(10)手術実績集計表 1部(別添用紙による)
(11)手術記録コピー 代表例10例 各1部
(12)論文別刷 主な論文別刷 10篇以内 各3部
総説があれば2篇以内 各3部
(13)手術ビデオ(DVD) 
「専門とされる整形外科領域で、かつ、自ら執刀した手術について2件」編集版(30分)、無修正版 各2部
(論文別刷、DVDは選考終了後、返送致します)



はっきりいって凄まじい! 一般的大学の教授募集要項の何倍も煩雑な気がします。特に最後のほうの、手術実績一覧表とか、集計表とかから始まり、「自ら執刀した手術についての2件」編集版、無修正版(無修正って...)まで。 
やっぱり求められるものが、教育、診療、研究と多彩です。 現行の教授先生も、自分でおっしゃっているように、教授になるまでにたくさんの専門をお持ちですし、学会でのイメージとは異なり(失礼)、科研費を毎年のように得て研究していたことを知りました。

ここでのまとめ

ここまでしても教授選で勝ち上がらないとなれない、整形外科教授、というのは大変な職で、
冒頭のようなうがった見方をせず(自分はそれほどそんな風に見ていませんが)、やっぱり尊敬に値する仕事ではある、と思います。

余談:ついでに自分の母校関連の大学での募集要項を載せておきます。違いが顕著です。

応募書類
(1)履歴書(写真添付、所持する資格を記載)(本学指定の様式のもの)
(2)教育・研究業績書(競技歴・指導歴等を含む)(本学指定の様式のもの)
(3)主要な研究業績(著書・学術論文)5点の別刷り又は複写したもの
(4)教育歴がある場合、現在までの担当科目の概要、実務の概要(A4用紙1枚)
(5)「OOOOOO学に関する教育と研究に対する理解と抱負」について(A4用紙1枚程度)








0 件のコメント:

コメントを投稿