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2017年2月17日金曜日

医師の副業11 十分な思考のためにはまずは寝当直。

もっと書きたい事あるかもなぁとか思いつつ、今回も副業関係で。
でも留学中とかでなく一般論です。
(留学中については、1-10のまとめをリンクします)

というのも、先日ひょんなことから、医学部でて研究者として
活躍している方の話を聞きましたが、なんと学部中に研究に
興味がでてきたからと、卒後すぐに大学院入学。研究に邁進し
有名ジャーナルに掲載されるほどの研究をされている、という
ことでしたが、まったくすごいと思いませんでした(すいません)。

きっと他の収入があるとか、家庭環境がいいのだろうなぁと
想像しましたが、医師として生きていく術を最初から放棄するの
はとてつもなくMottainai(日本語でなく、すでに世界共通語です。
ケニア出身の環境保護活動家、ワンガリ・マータイの話です)
と思いました。

先日、副業10で試した”リライト”の作業なんて、医師の給料と
比べたらあほらしくてやってられないかもしれません。1コマ
外来バイトが4-5万ということは、10分1600から2000円ですから
こんな効率よく働ける能力をなくしてまで、研究に専念するのは
リスクが高すぎると思います。有名雑誌に掲載されたからって
ボーナスが出るわけではないです(無論、それが、次の研究費を獲ることに
つながるわけですが)。

この能力を超えるほどのコスパで副業を考えてはダメだと思いますが、
大した能力がなくても、このレベルの稼ぎが出来ることは
忘れてはならないと思います(。

アドバイスできる立場にありませんが、
順番としては、思考する時間の確保からはじめたほうがいいと思います。
ほとんど呼ばれない、かつ、あとくされのない外病院の寝当直。
これがおすすめです。
疲弊しないし、こんな時間でいろいろ考えることが
できたことが、今までの医師人生でよかったことだと思っています。
外来バイトより安いでしょうが、暇であってもそこにいないといけない。
通常の人間関係(家族、職場)もない。いい考えが浮かばなくても
お金が入る。
十分な思考なくして、いい副業プランもないかもしれないと
思います。もちろん仕事の効率化で時間を捻出できる場合もあると思います。
でも、ある程度できるひとでないとそれも無理です。だからまずは
寝当直っていうのはどうかと思ったのでした。

ただ寝当直病院を探すっていうのも難しいですが。

ひさびさ愛すべき自分の中の良書を薦めます。
昨年米国に行った際にも、ベストセラーとして陳列されていました。

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