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2017年3月31日金曜日

AAOS・ORS 2017などの国際学会の有効利用③ Technology Theater 各論 あなたの患者のためにあなたの製品アイディアを市場へ

ほぼ直訳ですが、
自分にとってはとてもいいセミナーがありました。
正式なタイトルは、
From the Abstract to the Operating room:
Bringing Your Product Idea to Market For the Benefit of Your Patients

です。
一般的な学会の目的である研究成果報告の抄録作成、学会発表もいいけど
患者の利益になることをしてみては?つまり何かしらの製品アイディアがあるなら
それを市場化させるべきだというような内容でした。

それにはもちろん知財のことを知らないといけないし、
どういったアイディアが商品となるのかなど基本的なことを把握しないといけないが
特許を押さえてアイディアをうばわれない状況にあるのなら、ぜひ
このAAOS会場のExibitorになったらどうか?みたいな
話にとても感銘を受けました。

他、面白かった点は、COI(利益相反)に対するとらえ方。よく、企業とはかかわりのない研究の場合、この研究のコンフリクトはありません。とか述べるし、そのほうがいい研究に見られがちであるが、そうでなく、ぜひ、COIで述べることができるような研究をしてほしいということでした。企業とつながっていることイコール、公平な研究でない、というとらえ方でなく、もう市販化への道が進んでいると示すことができる、と
捉えることができるというわけです。

思い切ってセミナーで質問もしました。

アイディアはあるし、特許の手続きも済んでいるけど
それを市場化していくためのチーム編成で苦労していることを
伝えました。

セミナー後も直接話をすると、その先生も昔若い時に同じような経験もあるそうで
作成した製品をみんなにみてもらう(展示をする)ということをして、少しずつ
経験値を増やしていったようでした。

そのセミナーでもいっていたのですが、AAOSで展示をすることは
12000人の整形外科医にみてもらうことができるし、
1500のヘルスケア会社に知ってもらうことができるまたとない機会であると
思います。
でも展示お金もかかりますし。ということで、次の日ゲリラ的営業を行うことにしたのでした。

2017年3月27日月曜日

AAOS・ORS 2017などの国際学会の有効利用② Technology Theater 各論 自分ブランド戦略

前回説明しました、AAOS学会で参加しました、Technology Theater 各論に入りたいと思います。

自分ブランド戦略と書きますとなんのことか、ですが、日本ではまだまだそんな流れがないとは思いますが、アメリカの大学を覗きますと、各医師が患者によって評価されている星マークを確認できます。どれだけ親切に対応したか、待ち時間がどうであったかなどの
総合評価によって医師が評価されています。

日本でもこんな時代が来るのではないかと思います。

いったんこういった一見すると外部評価に見えるけど、単なる患者さんの意見によって自分の評価が左右されてしまう現実を認識し、いろいろ対策するように、というのがこのセミナーの趣旨でした。

ホームページのSEO対策の如く、自分の名前で検索した場合、自分のオリジナルのホームページが一番にくるように対応することから始まり、患者からいわれない低い評価を受けた場合どうするかなどの対策についても説明があり、日本との違いを感じさせます。
低い評価を受けた場合というのは、書籍の評価と同じで、正しい高い評価を他で集めることをするとか、いちいち真面目に対応せずに(低い評価を消すということは出来るのでしょうが、評価しているサイトが病院とは関係ないフェアなサイトであるため、だめな評価だけ消せないそうです)、静観するように、とか、それでもだめなら弁護士へ相談など
こと細かい対応の話がありました。

やっぱりこういう能力も医師には必要なのだと再認識しました。が、実際どうでしょうねぇ、日本に根付くには、患者が他医師より多く集まるということに対するインセンティブが手術数増加だけでは、まだまだ時間がかかるように思います(一部歩合制になれば
給料に反映するなどのことがない限り、なかなか自己で対策する先生の割合は増えないのかもしれないなぁと思います。

2017年3月25日土曜日

AAOS・ORS 2017などの国際学会の有効利用① Technology Theater 総論 

 先週から始まったAAOS・ORSという2つの学会に参加しました。
日本で言えば、日本整形外科学会学術集会と基礎学術集会のような位置づけですが、
規模が全く違うので、参加できるならぜひくっつけて長期間、外国に出張として
行ける経験を体験されるといいと思います。
この1年に1回の貴重な機会も来年は存在しますが、再来年は別場所別期間開催だそうです。

 AAOSの学会、久々出席しましたが、一般採択演題は少なくなっているような気がしました。というのは、少し抄録本の厚さが薄くなったような感じがあったからです。各講演ごとにも追加料金のいるInstructional Course Lectureは豊富にありますし、展示会場の規模

2017年3月16日木曜日

先生、それでは特許になりませんよ!

めずらしく、自分の得意としたい(得意というわけでない)話。

論文作成が最近のテーマですが、最後までフィニッシュできない、のは、やっぱり他事にも手を出そうとしているからに違いありません。

今年度も一つなにか新しいネタをと思って、自信をもって取り組んだものに対して、
言われたのが、タイトルの一言です。

残念ながら、今所属する大学で、産学連携をコーディネートできる職員は、常勤では
有識者とコネクションがないため、仕方なく、有名企業経験のある方が仕切っております。もちろん、経験のある方の方がない方よりいい、これはわかります。しかし、1人だけに任すのはどうかなどと思ったりします。 つまり、発明委員会でもこの方の意見が大きく反映されてしまうというリスクがあるのです。せめて3名くらいは実力者が欲しいと
思います。

と、いうことで昨年末に思いついたネタをなんとか見せられる状態にして相談した際に
そんなことをいわれました。

既存のものの寄せ集めで、新規性はぎりぎりあっても、進歩性はない、という意見でした。先の話ではクソー、とか悔しくは思ったのですが、冷静に考えると、そうかもしれません。

じゃぁ、意匠権はとれないのですか? 
以前、整形外科医のブログ、著者の先生がおっしゃっていたのを思い出し、
ちょっと応戦してみました。
しかし、この意匠権というのは、デザインを守ることを中心にしており、
よくよく考えて、今のデザインを大きく変えることがあったらたちまち使えなく
なるので、今回の場合(デザイン的にも納得いっていなかった様子)は、
意匠権も難しい、ということになりました。
もうわからずやと話しても意味ないか、とまで思っていましたが、
最後に手を差し伸べてもらいました。

実用新案で出してみたら?これは日本しかない、ちょっと中途半端なものだけど
ないよりいいかと思い、その作戦で行くことを前提に、仕切り直しすることにしました。


2017年3月15日水曜日

英語論文執筆10日目 だいたい完成!これでいったんこのシリーズ終わり。

再度Introから読み直してみました。
見直しには1週ほどあけたほうがいいかもしれません。
1週たってからみると、おそろしく適当に書いた事がわかるような
箇所がたくさん見つかるのでそれを訂正していきながら、
参考文献をどれをあてはめていくか、を検討しました。

この時点で、参考文献リストの作成も並行に行います。

参考文献の正しい引用先は、再度確認することして、
とりあえずは、過去の論文を見直すときにコピペしておきます
(自分で転写するよりいいと思います)。

この際、参考文献のスタイルが、各雑誌によって異なると思いますが、
Pubmedスタイルでやっておき、最終ジャーナルが決まったらチェックをします。

そうやってDiscussionまでもう一回たどり着き、
まえに羅列した日本語英語混ざりの文章を
なんとか英語にしていきました。

800語くらいになりました。
少し足りないかもしれないのですが、
バランス的に最初から少し少なめだったので
これでいいかなと思います。

あとはテーブル、Figureの確認をして、

一度共著者に投げておきながら、細かい修正をかけることにします。
自分ひとりで行う場合の難しさは、どこで英文校正に出すかとか
投稿するかでしょうが、目途としてはできたか、と思ってから1ヶ月以内で
いいと思います。それ以上熟成しても時間の無駄です。それよりいろんなジャーナルから
Reject返ってきて、そのコメントに対応するように完成にもっていくほうが
いいように思います。

最後はAbstract。
最初の学会Abstractで伝えきれていなかったところなどを
加筆修正して、完成!

これで、共著からのフィードバックがきたら、一応
出せる状況になると思います。

いったんこれで、今回の論文シリーズは完了とします。

つぎのものにとりかからないといけないし、学会をエンジョイするつもりです。

2017年3月14日火曜日

やっぱり学会はコネクション作りと補強のためにある。と思います。

今年のAAOS、ORSは、サンディエゴであります。以前もかの地で開催されたのですが、調べてみるとちょうど10年前でした。時のたつのは早いものです。サンディエゴは、アメリカの中でも人気の都市の1つだそうで、”学会がサンディエゴであります”等と言えばとりあえずは、みんなにうらやましがられる、そんなところです。

やっぱりこの2つの学会は別開催されないほうがいいと思います。日本の整形外科医にとって、なんとなく言い訳が付く長い期間休める、年一回のチャンスではないかと思います。

今回の学会でも誘ったり、誘われたりで、いろんな医師、研究者、企業の方と会う予定にしました。新しく会う方は今回は少ないので、試練のようなものはありませんが、忘れ去られそうになっているつながりを補強したりする予定もあり、いっそうのワクワク感を感じてもいます。

日本の方であれば、”大変ご無沙汰しております、OOOOのOOOです”、
外国の方であれば、”I hope you are doing well"など 定型文章で初めて
それだけでもつたわりにくい場合は、以前のやり取りを文末に貼りつけたりして、
以前そんなやりとりしてました。などと説明すれば、例えしばらくとって連絡を
とっていなくても、キャッチしてもらえます。
日本の方と違って外国の方の場合、もう会社を辞めている場合もあって注意が必要です。
さらなる高みを目指して転職する方、独立する方がほとんどです。こういったことが
ないかどうかを確認するためにはLinked inを使用したりします。今回も自分の知っている
中で一番のキーパーソンはだれかを確認するためだけにアカウントを取りました。
昔は結構アカウントなしでも見れたと思いますが、最近は登録しないと見れないみたいですね。しかも、設定が煩雑で...。
役職なども書かれているので、キーパーソンもだれか発見しやすいと言えます。

2年くらい連絡をとっていなかったらまた、一人独立していました。もう10年弱の
付き合いになる会社でも、そのときどきでコンタクトする方は変わるのですが、
やめていったひとは片手で足りません。 

蛇足:
日本はいつまで終身雇用を目指すのでしょうか? 
自分も安住の地にいると思っていましたが、雇用先の仕組みがおおもと
でかわり、例えば契約更改制度を導入しようということになり、それによって
給料を下げられるリスクはあるということを、最近、お知り合いさせてもらっている
先生から聞きました。つまり、他を探した方がいいかもしれないという試練は、
早々にやってくる可能性があるのです。
やっぱり自分で稼げるようにならないといけないと思いました。

そんなときは、まず、そう、この本です。



2017年3月13日月曜日

英語論文執筆 閑話休題3 アダプタ忘れ万事休す Teaserポスタは完成

19日からORSなので、もうあと1週間しかないのに、金曜日の実験のときにうっかりして、
PCのアダプタだけ忘れてきてしまい、この週末に進ませることができませんでした。
実験も期待したものとかけはなれていたので、ショックだったのかもしれません。
しかも今週からAAOSも始まりますので、完成しない確率が高くなってきました。
が、なんとかやりきりたいと思います。 やっぱりファイルはローカルで保存するのみ
ではだめだと自覚します。クラウド保存が大事かもしれません。

この週末は、実験結果をまとめること、それからそのORSのTeaserポスターについて
まとめました。
Teaserポスターは、以下のことをスライド1つにまとめるよう、つい数日前に、
学会からメールありました(全く、おいおいです。
•Poster #
•Poster Title
•Presenter Name
•Visual Message
•Take Home Message

メールには次のようにも書かれています。
“Try to spark the interests of attendees with your best graphic and
a compelling conclusion from your study / key take home message. After 1 minute,
the slide will be removed from the screen and the presenter will be stopped.”

これをみることで、よしこのポスター見に行ってみよう!と思ってもらえないといけない
わけです。また、一分たったら、スライドはスクリーンから消えてしまう、という、
時間がたったらシャッターおろされる、テレビでよくありがちな構成です。
完全にオーラルより見下された感満載、しかし、ただのポスターよりは、
集客できるかもしれません(集客できたらなにかといわれると特に...)。

スライド番号と絵をやたら大きく、強調させることで、発表自体が聞き取れなくても、
いいようなレイアウトにしてとりあえず完成。1時間もかけておらず。

2017年3月8日水曜日

英語論文執筆9日目 Discussionの内容をとりあえず日本語で考える

 論文作成を毎日公開できたらと思っていましたが、やっぱり難しいですね。ほんとうにタイムリーに進めているため(書き溜める能力もなし)、少しポスター作成にてこずっていました。
 半日、一日しごとなので、実際はそんなにかかっていないのですが、今回ははじめてORSにポスター2つ出すということをしたので、言い訳的にその辺りが原因であることと、1つについては、共著者と議論したりして進めているからだと思います。そうでなければ、もともと演題登録した時に抄録をバランスよく貼り付けて終わりということになるのですが、より視認性をあげるにはどうするかということでブラッシュアップされていくのがわかります。こういった機会というのは今までになかった経験なので、外国の方との共同研究というのはいろいろ勉強になることがおおいかなと思います。

 さて本題のDiscussionですが、やっぱり、段落をいくつぐらいにして、それぞれのメインテーマをどうするかということを決めて、どのように流れのある文章にしたらいいかなどは、おおざっぱにでも日本語のほうがいいかもしれません。 これをしないと、Introの文章を焼きなおしして、同じことを繰り返す危険もあります。
 ここでCORRの書き方論文を見ますと、およそ、方法、結果、考察で扱う項目すべてが対応のある文章になっているかなどを確認する必要があります。
つまり方法で、「以下2つのこと 1)、2)について調べる」と書いたなら、
結果にも、
1)については、結果はこうだった。2)についてはこうだった。
そして考察にも、段落ごとに
1)についての検討は..., (次の段落では)2)について、結果から...,
というようにすべて1対1対応のように書いていけば自分の頭の整理になるはずです。

また、いつも紹介する下記の本にもあるように、
 ぐだぐだ書かずに、今回の研究の目的について、さらっと述べた後(これを1段落目に)、今回の結果でわかったことで一番重要なことを最初にもってくるといいと思います(これを2段落目に)。

なぜそうなったか、そうなることによって、何が期待されるのかなどを述べた後、類似した過去の論文について簡潔になってでも、どんなことまで明らかになっているのだとかを
論じればいいと思います。

今回の自分の例でいうと、今回は1つしか調査項目がない、という状況なので、
”結果から、従来A)で調べていた手法での結果が、今回B)という方法で調べたほうがいいという手法との結果で約X度異なるという事がわかった(結果を再度述べる)。これは臨床的にみても明らかな違いであることがわかる(臨床的意義に結びつけるような発言。いくら統計的に差があっても、臨床的にみて、大した違いでなかったら、どうだ、すごいだろう、って書いても仕方がない、ということです)。”

”(そして次の段落では、従来法A)についての問題点) 今まで従来法A)で行ってきたのだが、この手法で行う場合、ある手術の前後の変化、効果を知るためには良かったが、この手法で示す最大値については、少し誇張しすぎている可能性があることが考えられる。実際手法A)で求められる現象は、実際の臨床では起こっていないということも
われわれは証明してきた。”

”(次の段落では、この新しい方法B)でもとめられた結果についての妥当性)今回B手法で求められた結果については、今までのAで求められた方法と同じように、屈曲角度や外転角度が大きくなれば、内旋角度が小さくなるなどの傾向は似ているということがいえる。”

そして次の段落でLimitationを書きます。CORRの場合、2段落目にもってこないといけないとかいてありますが、通常は、Conclusionの一つ前に書くことが多いです。ここでは未来の研究につなげるような書き方をして、次の研究でそれを明らかにしてみたいということを書く(今回は、すでに次の研究の結果もでている)といいと思います。

そして最後の結語を書きます。

という感じの構成であれば、たとえ調査項目が一つであってもなんとか、論理展開ができると思います。これをなんとか英語にもっていくということを1-2日かけてチェンジしていきます。

2017年3月5日日曜日

英語論文執筆8日目 問題浮上 過去論文の著者にコンタクト?

景気よく、論文作成を終わらせてみたいと思っていましたが、前回の7日目の表作成のために過去の論文を読んでいると、間違いに気づきました。かなりクリティカルです。
共著者に聞くと、コンタクトしてみるか?などと気安く言われてしまいました。

確かに数値の違いなので確認したほうが、いいとは思うのですが、もう過去の事になるからそっとしておいてもいいかもしれないし、その人がレビューアーになるんだったら、自分の論文で批判的なことをかけないし、と勝手に自分を追い込みます。

ちょっと考えることにしました。しかし、とりあえずはその数値で完成しきったほうがいいかなと思いました。もし正しい真実を知っても、自分の論文に、その数値使えない気がするのです。リファレンスできないので。

(数時間後)
と思ったのですが、再度共著者からやっぱりクリアにしておいたほうがいいのではないか? なぜ違っているのか明らかにしたほうが、よかったら自分がコンタクトするけど
といわれ、ほんじゃぁお願いします。 ということになりました。
が、返答ないかもしれない、返答なくても自分の原稿作成は粛々と進ませてもらいます、というポリシーは貫く事にしました。



2017年3月3日金曜日

英語論文執筆7日目 表の作成 Discussion のために

あともうチョイな気がしてきました。およそ6-7割がたの完成をお伝えできればと思います。

表は、前回の図に及びませんが、いったんこの論文を読もうと決まった時に、内容の理解をするときは、一番役に立つものにしなくてはいけません。 時々除外診断を表にしている論文もありますが、あれは、文章で書くと煩雑だからであって、ひきつけるためのものではありません。しかし、とりあえず目を通してしまいます。

今回は、Discussionありきで表の作成の検討を提案したいと思います。 ”結果”のところを表にするというのは月並みではありますが、ひょっとするとインパクトを与えるためにグラフによってそれを表現すると、表の出番がなくなるかもしれません。しかし、表にするときに過去の報告と並べる事ができないかを考えると、重要な表になってくると思います。

どっちみち、自分の得られた結果と、過去の報告を交えて報告するのですから、表になっていたほうが説明しやすくなると思います。 例えば、手術の時間、出血量を伝えたいときに、過去の報告からそれらを抜き出して、まとめて表にする、などです。こうすれば、Discussionの文章はすべての数字を含めなくていいので、すっきりしてくると思います。

自分の場合、一回過去の論文を整理する目的で(今回は言っている内容の確認でなく、数値を中心に)雑記紙にまとめていき最後にエクセルにします。まとめていく過程で、レイアウトも適宜修正していくと最後のエクセル編集が楽になると思います。

これのついでにどの論文はどこで使うかの総整理をしておくことになります。しておかないと、一気にDiscussion,参考文献, を終了することはできません。



2017年3月2日木曜日

英語論文執筆6日目 図の作成

今回の論文ではまずこれを先に完成しました。そうです。もう出来ております。
というのは、論文投稿の前に学会発表があったので、その場合、図は作成されている場合があると思います。

もちろん、そのときより洗練させる必要がありますが、これは、共著者に聞く、というのもいいと思います。

また、論文作成に関係ない方に見せるのも効果的です。というのは、論文を最後までよんでくれるかどうかを考えると、

まず、タイトルでインパクトがないと、アウトです。例えばPubmedで検索したときには、タイトルだけで読まれるか判断されます。その次はAbstractだと思います。
この次には図だと思います。もしその論文がOpenAcessだったら、Abstractの後に図が表示されます。このときカラーで、ひきつけるような画像であれば読んでみようかという気になると思います。

ほか雑誌を定期購読している場合も想像してみてください。ぱらぱらページめくってみて、目に留まるのは”図”しかありません。これはたとえ自分の専門外でも、この図なんのこといっているものなんだろう?とか目に留まって読んでもらえるかもしれません。

そのぐらい、図は大事だと思います。

タイトル、Abstract、図・表(表については次回)で、ほとんどがわかってもらえるように仕上げる必要があります。

図の作成ですが、単なる医用画像をパワーポイントに貼り付けて、矢印・線などを足して
いってそれをSnipping ツールでCaptureします。
こうすると、修正の指示が入っても、修正が楽になると思います。


2017年3月1日水曜日

英語論文執筆5日目 統計処理のチェック 青木繁伸先生のもの等を利用しています。

ここら辺で統計処理のチェックと図・表の整理をしておくほうがいいかと思います。

統計処理については悩みますが、いいソフトウエアがいいに決まっていますが、とにかく
2群の差が知りたいという程度であれば、別に要らないと思います。

未だに簡単な統計の処理は、以下のソフトウエアを利用したりしています。

JavaScript による統計計算など

15年くらいまえにであった時は、サポートもあったのですが、今は自己責任で
となっています。
これを作成している先生は
青木繁伸先生(クリックでリンク)
Wikipediaのリンクです。
おそらくこれをサポートしなくなったのは、”R”というこれまた使用が無料のソフトウエアにシフトしたからではないかと考えます。

Rによる統計解析

という本を書いています。
勉強される方は、おそらくRになじんだらいいと思います。

でも、出所はわかったけど、これを論文に載せていいの?という疑問がわいてくると
思いますが、これで、実際CORRの論文に載っている先生がおりますので
なんら問題はないと思います。参考文献として引用すればいいのですから
(でもその引用先は、個人情報の都合もあって教えられません。)

エクセルの中のものでもほとんど問題ないと思います。

絶対必要になってくるというのは、大規模スタディーのときだけでないでしょうか?
100例満たない臨床の論文とか、
10例にも到達しない基礎研究論文ではいらないと
思います。

3群以上とか、多変量解析とか、ではやっぱり勉強がいると思います。

ほか、もう売っていない、Statviewなども使用しています。