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2017年3月27日月曜日

AAOS・ORS 2017などの国際学会の有効利用② Technology Theater 各論 自分ブランド戦略

前回説明しました、AAOS学会で参加しました、Technology Theater 各論に入りたいと思います。

自分ブランド戦略と書きますとなんのことか、ですが、日本ではまだまだそんな流れがないとは思いますが、アメリカの大学を覗きますと、各医師が患者によって評価されている星マークを確認できます。どれだけ親切に対応したか、待ち時間がどうであったかなどの
総合評価によって医師が評価されています。

日本でもこんな時代が来るのではないかと思います。

いったんこういった一見すると外部評価に見えるけど、単なる患者さんの意見によって自分の評価が左右されてしまう現実を認識し、いろいろ対策するように、というのがこのセミナーの趣旨でした。

ホームページのSEO対策の如く、自分の名前で検索した場合、自分のオリジナルのホームページが一番にくるように対応することから始まり、患者からいわれない低い評価を受けた場合どうするかなどの対策についても説明があり、日本との違いを感じさせます。
低い評価を受けた場合というのは、書籍の評価と同じで、正しい高い評価を他で集めることをするとか、いちいち真面目に対応せずに(低い評価を消すということは出来るのでしょうが、評価しているサイトが病院とは関係ないフェアなサイトであるため、だめな評価だけ消せないそうです)、静観するように、とか、それでもだめなら弁護士へ相談など
こと細かい対応の話がありました。

やっぱりこういう能力も医師には必要なのだと再認識しました。が、実際どうでしょうねぇ、日本に根付くには、患者が他医師より多く集まるということに対するインセンティブが手術数増加だけでは、まだまだ時間がかかるように思います(一部歩合制になれば
給料に反映するなどのことがない限り、なかなか自己で対策する先生の割合は増えないのかもしれないなぁと思います。

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