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2017年6月20日火曜日

学会発表の寸劇 Special Poster 

先日のこのこと国際学会に発表に行ってきました。
今年2回目ですが、方面は違い、ヨーロッパです。久しぶりに行くといいですね。
普段使いの英語に慣れるためには、やっぱり北米へ足を運ぶ必要がありますが、みんなが
第1言語でない英語を用いて国際化をはかる雰囲気が感じ取れるので、こちらのほうが国際学会に来ている気がします。もっとも日本の整形外科医先生がよく行くアメリカの学会、AAOS, ORSはどこにもInternational となっていませんから、特に国際学会というつもりは、当たり前ですがないのかもしれません。

寸劇とは単なるハプニングで、この記事によって、誰かがこういうミスに会わないようになることを祈ります。今回は、ポスターよりやや格上のスペシャルポスターだったので事件はおきました。今年のORS(Orthopaedic Research Society)でのTeaserPoster同様、いくつかのポスターだけ、壇上で話す機会があるというもので、ポスター作り、スライド作りをしないといけなく、少し煩雑でした。スライドも1枚ものでなく、3分の時間が与えられるので、日本のポスター発表のような感じです。

事前に学会担当のウエブサイトにアップロードするように書かれていたような気がしたので、そちらにアップロードしたので、気分的にはもう安心で、あとは会場で原稿読み上げるだけだ!(笑)と思っていました。普通は、ここで暗唱したり、ナイスなプレゼンテーションをする努力をするのですが、全く時間なく、やっていませんでした。前日に会場でポスターを貼り、当日も余裕をもって学会入り。ここまでは順調でした。少し時間があるからスライドのプレビューでも確認しておこうかな、と思ったら、そこにはなにもファイルがアップされていませんでした。
ガーン!! でも手元には読み上げ原稿しかなく、PCもUSBもありません。というのも
これが終ったらこの日は退場しようとしていて、学会へ行く荷物を最小限にしていました。
ホテルに戻るしかありませんでした。ホテルにいってPCを取り出し、また会場へ
歩いて10分のところで助かり、向かっている間に路上でラップトップPCを片手で広げながら、USBに移しました。そしてプレビュー会場へ。なんとか間に合ったのは、
自分の発表の2つ前の方の発表の時でした。
しかも1つ前の方のアップロードがうまく行っていないこともあって、順番が飛ばされて
すぐ自分に。なんとか読み上げ原稿を読みまくりの発表を終えました。はー

まだ続きます。じつはこのスペシャルポスターはポスター演題の中で上位20個選ばれているようで、それも当日のぺらぺらのスケジュール表で知りました。行くまでは自分の時間しか覚えていなかったのです。予定表を見ると20個の後に
"Discussion"という時間があるではないですか?!
20個あるなかで10分ぐらいの時間だからなんとか当たらないように祈っていました。さっさと退場すればよかったのですが、このセッションの後どうしても話をしたい方がいて
そのために退場もできず、あたるな、あたるなーと思っていると、最初にベテラン研究者への長い質問、それへの対応という時間に半分が費やされていたので、もうだいじょうぶかと思っていたのに、最後の最後に自分の発表への質問がありました。おいおい。
なんとか、適当に(適切に)切り返して発表を終えました。

ここまで書いてなんですが、普通に準備している先生には特にアドバイスはないことに気づきます。何回か発表に慣れてきて、すこし舐めた対応になっている自分への戒め的な経験でした。

やっぱり発表のためには、
暗唱できるようにする。
そのうえでプレゼンテーションの能力を磨く
という事前準備。
スペシャルポスターなど学会オリジナルの企画の内容を把握。

また当日は、
十分な時間をもって到着する。
発表のスケジュールを把握する(あとで確認してもこの”Discussion”時間は
書いていなかった)
プレビュー確認する
発表のデータをデジタルでもっておく(昔はUSB2つもつほどだったのに...。)
質疑応答の準備をする。

などは必要であると思いました。
(でも、今回なんとかなってしまったからなぁ)


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